ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

BARFOUT!146 - 2007年09月20日(木)

吉井和哉〜尖ってるミドル・テンポ・グルーヴがジャスト!と
題されて、白シャツにベージュパンツ姿のナチュラルな感じの吉井が
裏表紙になっている。
まず、裸足の足指に目を惹かれた。
この人の手指が美しいのはもう言わずもがなだけれども、
足指がまたエロいというか何と言うか。
思い返せば、最初に吉井和哉の足指に注目したのが「パール」PVだった。
それまで続いていた高橋栄樹監督から竹内スグル監督へ変わって、
メンバーの衣装が全員白で背景も白で、随分雰囲気が変わっていた。
何故か吉井和哉一人だけ裸足で、妙に目を奪われたのだった。
足の指もやっぱり長くて、でも心もち外反母趾っぽく親指の付け根の角度が
傾斜しているような気がして、長年ヒールの高い靴でLIVEし続けた所為かしら?
などと余計な事まで考えたりもしていた。
という訳で、裸足の指には、妙にそそられます(笑)
前情報を聞いて気に為っていたインタヴュー内容については、
今まで発売されてきた雑誌とは、少し切り口が違っていて
とても興味深かった。
お父様を亡くした5歳の時に『人間なんて、モノなんだな』と
『人間はすぐに、一瞬でこうなっちゃうんだな』と知らされ、そう感じて
生きて来たという話、小さい頃から祖母の知り合いが亡くなって行くのを見聞きし、
20歳で親友を亡くしたという経験の大きさ。
『結局、自分の何かを埋めようとして歌っているわけですから』
この言葉の重みを感じた。
お母様がブラック・ミュージック好きだったという話は、これまでも
出ていたけれど、今回の吉井がまだ中学という一番多感な時期に
『夜、1人で(六本木のディスコへ)遊びに行け』と送り出されたという
エピソードが素晴らしい。
今、吉井和哉があるのは、本当にお母様のお陰だね。

『39歳までは、20代で曲を書き始めた時からの自分の才能で作ってたから、
もう限界だった』けれど今は
『言葉で踏むのではなくて、芯の部分で踏むって、すごく奥儀だと思う』
吉井が今「芯の部分で踏む」という歌詞づくりにとても
楽しそうに挑戦している様子が伝わってきて、嬉しくなった。
「Shine and Eternity」発売時の反響についてインタヴュアーに
『これだけキャリアが長いと、昔からのファンを裏切れないとか
感じるじゃないですか?』と問われて吉井は、
『特に女性ファンね。でもファンのためだけに音楽はやりたくないので。
やっぱ、自分のやりたい音楽って、自分からしか生まれないし。』と
答えている。
え、全然裏切って無いじゃないですか。
そもそもファンを裏切るってどういう意味だろうか。
ファンを裏切るというのは、アーティストが自分自身の理想を歪めて
音楽を世に出すこと、ステージに立つことなのじゃないかと私は思う。
進化し続ける、進化し続けると思ったらぐるっと廻ってまた同じ場所にいた!?
あら、何故か逆さまに立ってる!?
っていうのでも全然私は構わないので、どんどん行っちゃって下さい!
ファンの好みなんて千差万別。やりたいようにヤれば良い。
『「最後は今、ここの現実しかないんだ」って気付くようなライヴ』
期待してます☆





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