ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

ROCKIN'ON JAPAN表紙 - 2004年12月20日(月)

『YOSHII LOVINSON JAPAN初登場、過去とこれからの全てを語る!』
表紙に掲げられた文字以上のインタヴューだった。
精悍な男臭さが目を惹きつける坊主頭の吉井和哉がこちらを見遣っている
表紙からしてインパクト大だ。
坊主と言えば1994年春、「JAGUAR HARD PAIN」の赤いジャガーが表紙になった時を
思い出すけれど、今回2004年暮れのこの男の顔は、THE YELLOW MONKEYというバンドの
生を極めそして幕を引いたこの10年間、年輪を刻み深みと凄みを増していた。
このインタヴューで私が一番心に残ったのは、「吉井和哉のグルーヴ」に関しての箇所だ。
まず、吉井が「20 GO」はロック界の「与作」だと評する事に驚かされた。
「20 GO」にはとてもダイナミズムな生の息吹を感じるけれど、私は「与作」に
セクシャルなものを感じ取っては居なかった。
エロには敏感かと思っていたが、未だ未だだと実感した。精進したい(笑)
それはともかく、吉井が「自分にはこのグルーヴがあるじゃないか。
この言葉が、このサウンドがあったじゃないか。」とようやく実感したのが
「20 GO」だったと言う事に凄く驚いた。
THE YELLOW MONKEYデビュー前からずっと葛藤していただなんて。
今回の表紙巻頭は、YOSHII LOVINSONセカンドアルバムへに向けたプロモーション的なもの
だろうと捉えていたので、ここまで吉井が語って呉れているとは思わなかった。
L.Aまで吉井のレコーディングを取材して来た古河編集長だからこそ、
ここまで突っ込んでくれたのかも知れない。感謝だ。
昨日初めて「CALL ME」をフルで聴いて、その凄さに感激したのだけれど、
やっぱり吉井にとっても「運命の一曲」なんだ!
“CALL ME CALL ME 電話一本でいつでも呼んでくれ 後悔しないようにしとくぜ”
“CALL ME”と吉井が歌う相手は、運命・・・神様なんだ。
これは、凄く大きな重い言葉だ。
「もうあとは人のためにやることしかない」・・・吉井の休止中に凝縮された
エネルギーが今、外へ向かっているのを感じて、本当にわくわくする。
とにかく一刻も早くセカンドアルバムを聴かせて欲しい。
そして「まあたぶんライヴも自分が納得いく形になって固まるのは結構先なのかな」
なんてそんな悠長な事言ってないで、試行錯誤している現場を我々に見せて下さい。
あなたの生のLIVEにもう4年も飢えているんです。責任取って下さい!(笑)






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