JET 菊地英昭インタヴュー - 2004年09月02日(木) 読めるのは明日だと思っていたが、お昼過ぎに届けられた。 シンコーミュージックの通販担当の方、ありがとうございます。 そして雑誌ROCK JETにも勿論、感謝。 昨日のうちに入手された方々から、『エマさんのTHE YELLOW MONKEYへの愛情と 今の気持ちを素直に穏やかに語っておられて、素直に受け入れられた』 というようにお聞きしていて、ここ何日かエマさんのインタヴューを目にするのが 怖くて怖くて落ち着かない時間を過ごしていたのが、その感想を聞いて、 ほっと一息付けた。 だからこそ、今日この本を身構える事無く、穏やかな心で向かう事が出来た。 昨日遅くまで、CHATでお話して下さったお友達、どうもありがとう。 じっくり読ませて貰って第一に感じたのは、解散発表後一番に届けられたのが、 エマさんの言葉である事に感謝したいという気持ちだ。 8月2日"Petticoat Lane"から届けられたDMに載せられたエマのコメントが 一番「解散」という事実を伝えてくれていると感じたけれど、インタヴュー中の 『俺だけじゃん!』の文字を見て、何故かふっと笑って仕舞った。 あの解散のコメントは、メンバー其々独自で書いていたんですね。 『奇麗事に聞こえると思うんです』とエマさん仰っているけれど、 そんな事無かったですよ。ヒーセやアニーは、ああいう風にしか言えなかったんだと思うし、 吉井は・・・『メンバー全員と心の底からの笑顔で握手を』 『「愛の賛歌」のオルゴールで吐きそうになるくらい切なく』と 彼流の表現で受け取る者の心をざっくりと斬り付けたかのような痛みを残してくれた。 エマさんのコメントが一番判りやすかったし、ファンへの心を感じたよ。 そして今回も、エマさんの休止中の状況、意識の流れ、7月7日の話し合い、 最終的な結論、そういう事が、変に飾ったりせず素直に穏やかに語られていて、 すぅーっと受け止める事が出来た。 『うちらがこうなったことにおいても、うちらやってきたことにおいても 無意味なものは全くない』この言葉が大きかった。 『音楽性の違い』そうなんだよね。そういう事なんだね。 そしてメンバー其々が『THE YELLOW MONKEYというものに対して正直だし、 大切にしている』からこその解散であるのだろう。 その事が良く判った。 エアロスミスのアルバムで例えるなら、という話で 『《パンチドランカー》は《ドロー・ザ・ライン》、《シックス》が 《ロックス》とか《TOYS IN THE ATTIC》、《8》は《ナイト・イン・ザ・ラッツ》だ』と 語っているのが堪らなく切ない。 昨日のCHATでも話に出たけれど、《ナイト・イン・ザ・ラッツ》って、スティーヴンと ジョーの不仲が決定的になってジョーが脱退した不幸なアルバムだけれど、 この後ちゃんと「ダン・ウィズ・ミラーズ」でジョーは復帰してるよ? エアロスミスのアルバムは、その後もずっと何枚も作り続けられているよ? そしてエアロスミスというバンドは、燦然と輝き続けている。 このところずっと働き続けていたからちょっとお休みを取る事になった。 しばらく休んだら、待ってるファンをきっとわくわくさせて呉れるに決まってる。 けれど、「8」の後に続くものはない。 THE YELLOW MONKEYというバンドは、もうないのだから。 どうにも為らないと理解は出来るのだけれど、途方も無く哀しいです。 『これを機にもう一度リセットしたい』とエマさんは語る。 ステージの上のギタリスト・エマを見るには、もう少し時間が必要だそうだ。 JET編集者の方が『ギター弾いてるところが見たい、何でもいいから(早く) 出てきて欲しい』というファンの声を投げ掛けて下さっているのが有難いけれど エマさんたら『とりあえず』ですって。 もう、エマさんたら〜。。。 とても良いお顔をしてらっしゃる。穏やかで大人の包容力を感じさせて しなやかで・・・吉井ファンだけど、クラッと来ました。 bridgeで吉井がどんなに酷い言い様をしようと(恐怖の大王だと思うもの) 立ち向かう勇気が出ました。エマさん、ありがとう!
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