ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

TRUE MIND - 2004年07月16日(金)

「WHAT's IN?」に「トブヨウニ」の歌詞が掲載されている。
“どうしたのうつむいて どうしたの振り向いて
 過去も未来もここにはないんだよ
 徐々にで そう徐々にでいいから 
 もっと重たいもの持てるよ”
歌声だけでも、傷つき蹲って前へ進めない者を優しく導くような
温もりを感じていたけれど、こうして歌詞を活字で目にすると
なお一層、その思いを強くする。
“もうやめたい?終わらせたい?
 でも信じたいからここまでついてきたんだろ?
 徐々にで そう徐々にでいいから
 ちゃんと話したい
 実際もっと リリカル”
ドキッとする。ファンに向けた言葉かと思って。
“LOVE ME?こんなに辛い感じじゃなくて
 服ぬごうよ 泳がないか?”
背負い込んだ、抱え込んだ辛く重い塊をYOSHIIの歌声は、ふっと溶かしてくれる
ようだ。
“ここが旅立ちでもいいじゃない?”
“君のすることに無意味なものなどないって
 風に流れる髪にも運命は宿っていて、、、
 徐々に”
『君のすることに無意味なものなどない』
何て力強い言葉だろう。
弱く彷徨う者達へ新しい希望の風を送ってくれる。
と同時に、これらの一連の歌詞
“OPEN YOUR EYES
 OPEN YOUR MIND
 OPEN YOUR LIFE OPEN NOW”は全てYOSHII自身を歌っているのだろうという気もする。
“心ひとつかじって 飛ぶように”
本当に心地良い。何度も何度も繰り返し聴いて飽きない。
「BLOWN UP CHILDREN」と「HATE」の歌詞も早くちゃんと読みたい。
発売まであと10日あまり。待ち遠しい。

YLFCのBBSで出ていたエアロスミス広島公演中止を受けての
「アーティストの誠実とは?」という問いについて、私なりに考えてみた。
『命に関わらない範囲で)体調や精神状態が非常に悪く、
「今日はいつものライブはとうていできない」と明らかに分かった場合、
その日のライブは中止するか否か。 どちらが、アーティストとして、より誠実か?』
難しい問題ではあろう。
「100パーセントの力を出せないと判っているライブを観客に見せる訳にいかない」
アーティストの完璧を目指す思いは、「ファンに誠実ではない」かも知れないけれど、
言い変えれば己の音楽の理想に対して「誠実」なのかも知れない。
どちらを選ぶのかは、そのアーティスト次第なのだろう。
でも、私個人としては《その日そのLIVEにしか来られない人の為に》LIVEをと願う。
パンチドランカーツアー最終日《3.10》での
足がもつれ、いう事をきかない体を気力だけで前へ前へとつんのめりそうに
なりながら歌うYOSHIIの姿を思い出す。満身創痍の体に気力を振り絞り、
YOSHIIの傍らで、背後で楽器を奏でるメンバーの姿、あのステージの4人+1人の姿が
強烈に目に焼き付いている。
あの日会場で懸命の声援を送った者、生中継を食い入るように見つめていた者、
全てのファン達が、ステージ上のアーティストへパワーを送り、またステージから
パワーを受け取るという真剣勝負をしていた。
ソロ活動中のYOSHIIがもし、「ライブ中止か強行かという選択を迫られたら」
全く声が出ないという以外なら是非ステージに立って下さい。
立てないなら椅子に座って歌って下さい。
それでもあなたのライブを体感したい。





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