ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

古いテープから流れ出した曲 - 2004年04月07日(水)

思いがけず、ニルヴァーナがカヴァーしたデビット・ボウイの
「世界を売った男」を聴いた。
昔吉井和哉がDJをしていたラジオ番組の中で掛けていたのだ。
古いテープを漸くMDへ移し変え作業を始めたのだけれど、
カートの物憂げな歌声を耳にした途端、電流が走った。
この曲は、1993年11月8日ニューヨークで録音された
「MTV アンプラグド」アコースティックライブの曲だ。
歪んだギター、爆音の激しいベースやドラムではなく、アコースティックの
スタジオライブだからこそ、この曲の美しいメロディが惹き立つ。
この人の歌声は、どうしてこうも心に響くのだろう。
今年は、早いものでもうカート・コバーン没後10年になるという。
4月8日に自宅で猟銃自殺しているのを発見された。
死亡推定日は、4月5日頃とされている。ちょうど10年前。
ロックの感受性を研ぎ澄まして、内へ内へと深く突き詰めた挙句、
弾け散って仕舞ったカリスマ。
生きていればまだ37歳。若い。若すぎるじゃないか。
死んで仕舞った人の歳を数えるほど虚しい事はないね。
今、「NEVER MIND」を掛けている。
ロックの歴史に燦然と輝く名盤だ。
カートがニルヴァーナが作り出した曲達は、今も生きている。








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