ロマンティスト・テイスト...jovanna

 

 

はっぴいえんどBOX - 2004年04月05日(月)

先週、あがた森魚の映画「僕は天使ぢゃないよ」を見て、
大瀧詠一、松本隆の音楽にとても興味を覚えたあげく、
とうとう『はっぴいえんどBOX』を購入して仕舞った。
YMOでの細野晴臣の輝かしい活躍、そして大瀧詠一
「ロングバケーション」の衝撃は良く覚えている。
けれど、細野晴臣、松本隆、鈴木茂、大瀧詠一の4人が三十数年前の
日本のロック黎明期を鮮やかに駆け抜けて行ったという伝説のグループ
「はっぴいえんど」に関しては、殆どその名前しか知らなかった。
今回、映画「僕は天使ぢゃないよ」の中で流れた「びんぼう」
「それは僕じゃないよ」にゾクゾク来て、ちゃんとCDで聴いてみたい
という欲求が元に為ったのだけれど、ちょうどこの『はっぴいえんどBOX』
発売時期に間に合って本当に良かった。
『はっぴいえんど(ゆでめん)』 、『風街ろまん』、『HAPPY END』
の順に聴いた。
私は、「はっぴいえんど」はフォークグループだとずっと思い込んでいた。
聴いてみて、これは非常に優れたPOPでありROCKであると
認識を新たにした。「日本語でROCKを」それに取り組んだ最初の
バンドだという。松本隆の詞が本当に良い。そして大瀧詠一の曲も。
特に『風街ろまん』が凄い。
『ライヴはっぴいえんど』の「びんぼう」「はいからはくち」
「かくれんぼ」の臨場感に痺れた。
オリジナル盤の緻密に作り上げられた世界が、観衆を前にした
ステージで生々しく力強く息づいている事がとても新鮮で
興奮した。
まだ漸く半分だ。あと4枚、じっくり聴いていこうと思う。





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