歩いて行こうね - 2003年10月01日(水) 10月1日、YOSHII LOVINSON の『TALI』発売だ。 初回盤赤色マキシケースCDを無事入手出来た。 綺麗な赤のケースを取り出して、ドキドキしながら CDラジカセで聴いた。音が出た。良かった。 PVを何度も繰り返し見ていたけれども、こうして歌詞カードを じっくり見て聴くのは格別である。 一つ一つの言葉がひたひたと心に沁み込んで来る。 切なくて堪らないのだけれど、荒れ模様だった空に ふっと虹が浮かんでいるのを見つけたみたいな、 そんな儚さを伴った歓びや夢や痛みを感じた。 「TALI」YOSHII LOVINSONと書かれた歌詞カードを見て、 改めてTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉とは違うのだと感じさせられた けれど、「TALI-seaside mix」で、その事をはっきりと認識した。 このサウンドは、YOSHII LOVINSON個人の音だ。 波打ち際に佇んでこの曲を聴いていたら、波に攫われて海に引き込まれて仕舞うんじゃないかと思うほど、寂寥感が募った。 『結婚しようよ BABY』と歌っているのに、こんなにも孤独感を 感じるのは何故だろう。 この歌の主人公は、吉井和哉の投影なのかも知れないけれど、 『“辛かった”“楽しかった”積もうね積もうね BABYILOVE』 この人の人生はこれからも決して平坦な道のりではないだろう。 幾つもの峠を越えて行くのだろうけど、その旅の途中で、 色んな愛や哀しみを糧として得られて行ければ良いと、心から願う。 「スティルアライヴ」では、正直衝撃を受けて仕舞った。 弾き語りだとは聴いていたから曲調がこういうものかもと、予想は していたのだが、この歌詞には驚かされた。 危う過ぎないだろうか。空に消えて行って仕舞いそうだ。 ギリギリの所で留まっている“最後の枯葉”。 YOSHII LOVINSONの世界は、どんな拡がりを持っているのだろう。 もっともっと知りたい。3曲だけじゃ全然足らない。 早くアルバムを聴いてみたい。 ところで試聴会で吉井さんが言ってた初公開の自宅写真、 宅録の作業風景を見られて非常に嬉しいのだけれど、 どう考えても灰皿の大きさと煙草の吸殻の量が尋常じゃありません。 お願いですから量を減らして下さい。 肺ガンで歌を歌えなく為る事が怖いんです。
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