山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2014年01月20日(月) WOWOW連続ドラマW「血の轍」を見る

 1/19 第1回無料放送(全4回)

 「警察vs. 公安」いかにもありそうななさそうな。谷原章介と原田泰造が警察と公安に分かれて同一事件の捜査に凌ぎを削る。かつて二人は仲の良い刑事だった。それが7年前の事件をきっかけに別々の道を歩み始める。

 WOWOWの連続ドラマWシリーズはなかなか良いドラマを制作していると思う。良い俳優も使っているし、きっと監督や脚本家などのスタッフも充実しているのだろう。

 ただこれに原田泰造が出演している。毎日テレビで彼を見ない日はないほど忙しいお笑い芸人だ。なぜ俳優でない彼をキャスティングするのだろう。特別に演技が上手いとも思わない。他に適切な俳優さんはいくらでもいるだろうに、わざわざ忙しい彼を使う理由がわからない。


《坂口安吾著
  「ドストエフスキーとバルザック」を読む》
 Kindle(無料)版(青空文庫)から
 底本「坂口安吾全集 01」筑摩書房

 これもバルザックを検索していてヒットしたので読んでみた。短編である。
 坂口はバルザックやドストエフスキーの人物描写は実際の人間よりもさらに真実味があるという印象を受け感動している。
 小説は感動の書だと信じ、深い洞察によって始まり、大いなる感動終わるべきだという。だから感動のない作品は傑作とはいえないそうだ。
 そして最後に次の言葉で結んでいる。
「人生への、人の悲しき十字架への全き肯定から生まれてくる尊き悪魔の温かさは私を打つ。」


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