山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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家の周辺に広がっている水田もやっと田植えが終わり、落ち着きを取り戻してきた。毎年同じ時期に同じような光景が広がる。
不思議なもので、田んぼに水が引かれたとたんにその晩から蛙が鳴きだす。土の中で冬眠していた蛙たちがいっせいに目を覚ますのだろう。しかもその数は半端ではない。夕方暗くなるとかなりの大合唱となる。
先日来ていた孫たちが母親にせがんで蛙を採りに行った。あんなにたくさん鳴いているのだから、田んぼには蛙がうようよといるに違いないと思ったらしい。
ところがたった一匹だけ見つけてきて、
「あんなにたくさん声が聞こえるのに、カエルさんたちどこにいったのだろう?」
と、とても不思議そうに帰ってきた。そう簡単には見つけられなかったのである。
実際にはかなりの騒音といえるほどに夕方の大合唱はうるさいので数万引きの蛙がいるに違いないと思える。ところが近寄ってみると一斉に鳴き止み、先ほどまでの喧騒が嘘のように静かになる。したがって蛙がどこに潜んでいるのかなかなかわからないのだ。
さっきはおたまじゃくしを三匹取ってきていた。孫たちは湊地区に住んでいるので、蛙も鳴き声もおたまじゃくしもみんな珍しいのだろう。蛙の鳴き声が子守唄に聞こえるのはもう私らの世代だけになったのかもしれない。
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