山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年08月22日(金) MRI検査

夕べの花火大会は見事だった。労災病院東病棟6階611号室はオーシャンヴューの窓越しに最初から最後まで残らず見た。八戸の花火大会をこんなにじっくりと見たのは初めてである。よその花火大会はきっともっとゴージャスで盛大なのだろうが、一旦は消えた花火大会ではあったが市民の気持ちで継続された。しかも2回の延期を経ての開催だ。感激もひとしおである。

大曲や隅田川など、よその花火大会は見たことがないが、きっと盛大なのだろう。これまでに私が見た花火ですごいといえるのが2回ある。

一度目は、1984年、日中青年友好交流に参加し、北京の天安門広場で打ち上げられた、数万発の花火である。我々は国慶節の前夜にあたる9月30日、天安門広場に集まった中国青年数万人と共に歌ったり踊ったりの大野外パーティに連れ出された。そしてあの広大な広場を埋め尽くした若者たちのそのさらに外側の四方からものすごい数の花火が打ち上げられた。そのすごさといったら言葉に表現できないほどだ。上を見ていると花火の残骸が落ちてくる。私などは残骸が目に入り、中国側の少女に介抱してもらった。言葉は通じないものの、優しさは十分に伝わってきたのを覚えている。

二度目は、1995年、シンガポールで行われた「日シ郷土祭」に八戸市の三社大祭が参加した際、会場の陸上競技場で打ち上げられた花火である。私たちは山車の製作に短い時間でがんばっただけに、この日の美しい花火は感激も新たであった。

夕べの花火は、病床から見ていたのは若干皮肉ではあったものの、市民の手によるものという感動は伝わってきた。今後継続されることを期待したい。

体に金属が入っているとMRIはできないのか。これは昨日看護婦さんたちの間でも議論になったことであるが、それは金属の種類によるらしい。磁化しないものは大丈夫なのか。私の体に入っているのはチタン合金だ。こいつは磁石にくっつかないので大丈夫?

結局今日のMRI検査は強行(?)された。先日のCTと同じように細いベッドの上に横たわり、ベルトで固定され1時間もの間じっと動かずに我慢していなければならない。かたいベッドに腰を固定したので、今にもブチッと切れそうであった。しかもここ労災病院のMRIは一段とやかましいような気がする。村上脳神経外科や市民病院でもMRIに入ったが、こんなだったろうか。細いトンネルの中に入ってものすごい圧迫感の中、機関銃で撃たれているような音が耳元でするのだからたまらない。途中で「もう許してくれ」と言いたくなったが、なんとかこらえた。終わってみると、当初40〜50分という話だったのが、ちょうど1時間かかった。

これで一連の検査は終了ということになる。来週の整形外科の診察を待つことになる。どういう診断になるのかな。自分ではぎっくり腰だと思うけど。


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