山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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今朝の天気もパッとしない。それに併せたように腰の調子もあもりよろしくない。今日はインターフェロンの注射もあるし、あらかじめボルタレン25mgを使用する。
例の一番奥の患者とは口をきいていない。隣の人が毎朝「おはようございます」と声を掛けるのだが反応がなく、最近はそれもやめたようだ。今朝妻がカーテンを引いたとたんに顔が合ったので「おはようございます」とあいさつしたら、なにやらボソッと返事をしたらしい。きっとびっくりして間違えて返事をしたんだろうと私は思う。
午前10時ごろインターフェロンの注射をした後横になる。ちょうどそこへコルセットの業者が来て、かねてより背骨の一部が当たって痛かったところを補正してもらった。声を掛ければいつでも来てくれるとのことだ。さすがにうまく直してくれた。もっとはやくお願いすれが良かった。
昼食直前に「骨シンチ」(骨シンチレーションあるいは骨シンチグラムとかいうらしい。)のための注射に呼ばれる。戻ってくると昼食が配られていた。今日はサンドイッチだ。昨日母が買ってきてくれたサンドイッチを思い出す。食事中に娘が両親を連れてやってきた。父の顔を見るのは久しぶりだ。顔色も良く元気そうだ。しかも車椅子から立ち上がる動作は私より数段よろしい。母はケーキとシュークリームを買ってきてくれた。あわせて昼食とする。
妻と共に両親が帰った後、主治医の長谷川先生がおいでになった。血液検査の結果、なんだかの数値が、入院当初は10,000超だったのに対し6,000ぐらいまで下がってきており、治療の効果が出てきているとのことである。
午後3時、骨シンチ検査に呼ばれる。RI(Radio Isotope)検査室でガンマカメラという機械で撮影される。どんなけんさかというと、
1.RI検査とは、 ガンマ線という放射線を出す放射性同位元素を含む注射をして、体内に入って臓器や病変部に取り込まれた薬から出る微量のガンマ線をカメラで撮影する検査である。
2.検査薬から放出される放射線 RI検査では影響の少ないガンマ線が用いられている。ガンマ線を放出する放射性同位元素の中でも寿命の短いものが用いられ、きわめて微量が投与される。
というようなことが検査の説明書には書いてある。きわめて細いベッドに仰向けに縛り付けられ、顔の数センチメートルのところまでカメラが上下したり前後したり移動する。ものすごい圧迫感だ。これで30分我慢する。それより大変なのがコルセットの着脱だ。その細いベッドに寝てからコルセットを足元のほうに引っ張って抜く。検査終了後、付けるときはその逆だ。ところがなかなかうまく入らない。自分で腰を持ち上げられないからだ。助っ人を呼んでなんとか付けてもらう。そしてこの細いベッドから起き上がるのも一苦労だ。自力では無理で、やはり検査技師の人から抱き起こしてもらう。やっとこれで検査終了だ。なんとか腰を痛めず切り抜けた。
次長からお借りした「なぜま中国か」という本を読んだが、あの「EM」を褒めだしたので途中でやめた。どうも信用できない。
新知事が若手県職員との懇談会を始めたが、その中で県立美術館の年間運営費が8億円に上ることが明らかになったそうだ。なんでこういう会合で出てくるんだろうか。それまでわからなかったのか。しかもコンペの段階で維持費は考えていなかったというからたまげた。まじめに検討しているんだろうか。三村新知事はハコモノは作らないという方針のようだが、この際、総合芸術パークなんかやめて、県立屋内スケートリンクの建設費に回してもらってはどうか。
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