山ちゃんの仕方がねえさ闘病記
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2003年08月03日(日) 屁のすかし方

今日から蒸し暑くなった。冷夏の影響と、労災病院が白銀地区にあるという立地条件によると思われるが、比較的涼しい毎日を過ごさせてもらっていた。市民病院にいたときには、入院したとき既に冷房が入っていた。それを考えるとここは天国だった。(昨日までの過去形)しかし、今日からさすがに蒸し暑い。

さて「ベッドにいて便意をもよおしたときはどうするか。」

トイレの仕方については、これまでいろんな便話(造語)を書いてきたが、今日はガスをもよおしたときにどう対処しているかを今日のテーマとしてみたい。

まず、「便意=ウンチ」ではない。どちらかというと「便意=ガス」のほうが多い。これは私に限らないと思う。しかし、実際にトイレに入って座ってみるまでは「ウンチorガス」のどちらかわからない場合もある。

ベッドの中で、「あっ、今回はガスだな。」と察しがつく場合もある。その場合はどうするか。そのまま出す、こともある。

病室でこのガスを出すという行為をするとどうなるか。一般に「音がする」のである。一人部屋ならいざ知らず、他の3人の入院患者にちょと気を使う。

そういう状況に鑑みて、市民病院にいるときから音を出さずにガスを出す方法「屁のすかし方」を研究している。どうしたら他の3人に気づかれずにガスを放出するか、(匂いは隠せないが)そして知らん振りを決め込むかである。

そして私が極めた究極の「屁の透かし方」はこうだ。
1.仰向けになる。
2.両膝を立て、軽く左右に開き気味にする。
3.両手で両ケツのほっぺたの肉をつかみ開き気味にしてあげる。
4.肛門が緊張しないよう力を抜く。
5.楽な気持ちでガスを出す。
このとき、緊張したり力んではいけない。リラックスが大切だ。

これで音を立てずに安全にガス抜きができるはずだ。屁の音はガスの放出によって肛門が振動し音を出すのだから、とにかく力を抜くことが大事である。

ここで注意がある。上記の方法でもまれに音が発生することがある。それは坐薬を使用した直後は危険だ。坐薬は挿入後約30分ぐらいでその成分が吸収されるらしい。しかし、その薬の成分を閉じ込めているロウのような部分は溶けるものの、残骸として吸収されずに残っているのだ。これが曲者なのである。水分が多いため、どうしても「ブブブ」と音を発生する場合が多い。

もしこの方法以外にもっとよい「すかし方」をご存知の方がおられたら、ぜひ教えて欲しい。

昼食前に水道企業団の田中光彦さんが来て下さった。いつもながらダンディーな装いである。今日もこれから三社大祭のお帰りに出陣するそうだが、最近はお酒もあまり飲んでいないらしく、控えめにやるそうだ。

昼食後一段落し、妻が娘と交代したところへ、松浦富士子・伸一さん夫妻が見舞ってくださる。富士子さんと私の妻と同級生ということでお付き合いをいただいている。またわれわれの成人式の時の実行委員会のメンバーでもある。そして美しい富士子さんはわれわれのマドンナであった。そのマドンナを突然にしてかっさらっていったのが、当時秋山皐二郎市長秘書だった伸一氏である。われらのマドンナを伸一氏に紹介したのが、同じ実行委員のメンバーであり、当時秘書課勤務だった「風子」氏だと知ったのはずいぶん後のことだった。飲み会をしてはメンバー同士で悔しい思いを語り合ったものだった。伸一さんは現財政課長であり職場で大変お世話になっている。そのお二人おそろいでお見舞いいただいた。

さて、お二人がおいでくださったときに、妻がいなかったのが残念である。私はさておき、妻をねぎらって下さりたかったに違いない。話には聞いていたが、お二人ともいろいろと病に関しても先輩であり、元気付けられることが多かった。皆さんこうして励ましてくださり、本当に幸せである。

娘と歩行訓練をする。車椅子を歩行器代わりに見立て、自分で押しながら歩く。腰の痛みが再発しないよう慎重を期す。6階東のフロアを3週ほどしてベッドに横になる。そこへ来月結婚予定の鈴木哲・春日貴子のカップルが登場。9月6日の結婚披露宴の招待状を持ってきてくれた。こんなにうれしいことがあるものか。治療の1クルーが終了するのが8月末だから、最善の場合は退院ということがあるかもしれないし、場合によっては病院から会場へ駆けつけることができるだろう。

夕方畑中京子さんが、お祭り、特にトラ舞には「モツ煮込み」を食わないと、わざわざ持ってきてくださる。毎年トラ舞のベースキャンプ(準備の部屋となっている消費軽量センター)にモツ煮込みを差し入れてくださる。私だけが病院にいてお祭り気分を味わえないだろうと、本当にわざわざ届けてくださった。お祭り好きな自分の家族の準備だけでも大変だろうに、こうなると究極の世話好きと言わざるを得ない。でも最高に美味かった。他に辛口カレーもいただいたが、こちらも絶品であった。本日の夕食は当然ながら食い過ぎた。

夕食直前に政策推進室の磯嶋夫妻が見舞ってくれる。今日も本を持ってきてくれた。「新しい単位」という、単位をパロったような本だ。自分は技術系のものだから、ニュートンとかパスカルとかの単位の解説本かと思ったら、「世界単位認定協会」なる団体が、新しい単位を作ろうとしたものらしい。笑えるところがありそうなので楽しみだ。


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