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2005年02月24日(木) 地元での音楽

富大附属OB合唱団、着々と結成に近付いております!
こんなに順調に進むとは、私もビックリ。
練習会場もほぼ確保したも同然だし、何より、後輩の一人が、下の学年を取りしきってくれているようなので、連絡がずいぶんラクになりました。
いやいや、やっぱり、愛されていた部活はいいねぇ。
問題は、中学校時代にまだメールが普及していなかった、私達よりも上の世代との連絡なんだよなぁ。

しかし、こうやって、何か仕事として動くのは(いや無償だけど)、楽しいですわ。
自分一人でピアノに向かっている時間も良いけれど、こういう、目に見えて成果の出る生産的な作業って、ウキウキする。
しかも、もうずいぶん昔の青春時代(?)の再現をしようとするんだから、そりゃウキウキもするわな。

うーん、しかし私ってば、本当に富山が、というか、日本が好きなのねぇ。
ドイツでも、これだけの積極性を持って人と接すれば、また違った生活になるだろうに。
いまだに治らない、ドイツ人恐怖症(笑)。なんとかしなくちゃねぇ。と書きつつ、もう半分以上諦めているんですが。



昨日水曜は、富山の、ある合唱団のミニコンサートを聴きに行きました。
富山の合唱団の中では、上手い人達ばかりが集まった技術的に高レベルの団体なのですが、ベルリンでもっとレベルの高い演奏を聴きなれている身としては、そりゃ、色々と言いたくなる部分もある(笑)。
でも、これから、こういう、音楽が決して盛んとは言えない日本の地方で音楽活動をしていくには、どれだけ地元の人達の演奏の「良い部分」を見つけて、それを重要視するか、それを大切に守っていくか、それをさらに育てていけるか、が、必要なんだろうな、と切に思うわけです。
文句は、いくらでも言えるわけですから。
地元の人への音楽の浸透性の今の状況を、嘆いたり、諦めたりするのではなくて、何が出来るのかを考えなくてはいけないのだ、と。
自分が知っている知識や、ドイツで育てていただいた耳、感性、そういうものを、どれだけ地元で生かしていけるか、ということを考えると、音楽が好きで集まっている合唱団のメンバーや、聴きに来ているお客さんの中にある、音楽を好きだという気持ちを信頼して、大切にしていかなくてはいけないわけで。
そんな事を考えさせられた一日でありました。



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