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2004年06月11日(金) ブラームスレッスン

朝早起きして、ライプツィヒヘ。
朝9時から2時間、ばっちりとブラームスのビオラソナタ、レッスン受けてきました。

私の室内楽の先生、シュヴァルツロックさん、という若い男の先生なのですが、
なかなか、熱いレッスンをしてくれるのです。
私は、実は初めて彼に付いた時から、彼の音の出し方やタッチのテクニック、腕の使い方などは好きではなかったのですが(実際音があまり飛ばない)、そことは別に、音楽全体の構成の仕方、曲をおもしろくするアイディアなどは、レッスンを重ねるごとに、いいなぁ、と思えてきておりまして。
思いも付かなかったことに、気付かせてくれるというか。
例えば、対比を大げさにしてみたり、隠れていたフレーズをわざと前面に持ってきたり。
以前は、「少しクドイよなー。田舎くさくないか?」なんて思うような、恥ずかしくなるくらいの熱くルバートをかける音楽作りもよくやっていたんだけど、最近はそういうところがちょっとなくなって、結構洗練させたすっきりとした音楽を、生徒にも提案してくれるのです。

ということで、今回のレッスンも、なかなかおもしろかった。
なによりも、若くて体力もあるし、意欲的なので、2時間レッスンでも飽きないんですね。ものすごく熱心に、楽しくレッスンしてくれる。
彼自身がレッスンしていて本当に楽しそうなのが、こっちとしても嬉しい事で。
私の専科のピアノのほうの教授とは大違いだ(笑)。まあ、教授のほうの音楽的センスは、私も信頼はしているのですがね。なにしろ、気分屋だから、レッスンにムラがあって・・。
まあ、教える立場というのは、難しいものですね。

朝早くからはるばるライプツィヒまで一緒に来てくれたビオラさんに感謝。



即興演奏の授業も終えて、ベルリンに速攻帰ってきて、夜はベルリンフィルを聴きに行きました。
演奏会で、ある友人に偶然会い、なんとなく話しているうちに「ああ、最近こうやって外の人たちとゆっくりお話してなかったなー。」と。
なんだか小さな対人関係の中でここ一週間過ごしてきたなー。
たまには、こうやって、新鮮な人付き合いもしなくちゃな。


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