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2004年05月14日(金) ライプツィヒ一泊。

帰ってまいりました、一泊のライプツィヒから。
今回のレッスンは先生が、超・ご機嫌♪(←こっちが引いてしまうくらい)で、もう、怒られるどころか、ノリノリでしたわ。
ちょっとしたことがレッスン中に直ったりすると
「ダンケ・シェーン♪」(ありがとー♪)とか言われたりして。
こっちとしちゃ、「え!?」って感じ。
なんで、「ありがとー♪」なんだろう・・・?笑ってしまいました、ワタクシ。
ま、機嫌がいいときは、こうなんですよ、あの人。
こっちのコンディションなんてお構いなく、勝手に盛り上がって行っちゃうもん。

で、夜、ちょっとした成り行きで、ゲバント・ハウスに久々に行ってきました。
また演奏会日記にも書きますが、ブロムシュテットの指揮を期待したのに、病気でキャンセルだとよ。
つくづく、ブロムシュテットと縁のない私。
しかし、代役の指揮者はキモかったものの、あのオケ、いいオケですね。低音が、いい。東のオケ、って感じ。
最近ベルリンフィルしか聴いてないので、非常に新鮮でした。



ライプツィヒからベルリンへの列車の窓からの風景が、とてもいいのです。
日本は暑い日が続いているようですが、こちらドイツは、ここしばらくずっと天気が悪く、寒くて暖房が必要なくらい。
でも、今日は久しぶりにいいお天気で、気持ちよかったー。

今度写真を載せますが、一面、ずーっと、見渡す限りの平野で、
今は、春の名物、「菜の花」で、地平線まで続くかのような広大な黄色のじゅうたんなのです。
じゅうたんが途切れれば、そこには羊やら、牛やら馬やらが群れている牧場だったりして、もう、大自然だよ〜。
人っ子一人いない、平野がずーっと地平線まで広がっている風景って、日本じゃ、ほとんどないよなー。
大学時代は、「菜の花畑へ行こう」なんて特集を組まれた雑誌片手に、チマチマした菜の花畑へ、車でドライブがてら、はるばる写真を撮りに行ったりしたものだけど、
ここドイツじゃ、そんなの、観光名所にもなりもせず、ただただ、悠々と、そこに当たり前に存在しているのだから。
こういう、スケールのでっかさというか、なんでもお金儲けの対象にしてしまう日本とは違う、自然との共存というか、(まあ要するに国全体がちょっと田舎ってことなんですけど)ガツガツしてないその余裕は、日本に帰っても忘れたくないよなー。
なんて、ちょっとおセンチに思ってしまった。
あと1年ちょっとで完全帰国するけど、その前に、いつか、この菜の花畑のど真ん中で、なんにも考えずにボーっとしてみたいもんだ。


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