パムと再会!! - 2004年01月19日(月) 世の中は4月ですが、まだ1月の出来事です。 もう少しお付き合いくださいませ。 仕事が終わって帰り道。 自分は某ターミナル駅で電車に乗ろうとするところ。 先ほど到着したばかりの電車からバラバラと人が降りて改札口へと一斉に向かっていく。 ブロンドの髪の華奢な外国人女性がひとりその中にいた。 ドキっ! パムそっくりだ! 自分とその女性とはかなり距離があるので、ホンモノかどうかよくわからない。 去年の秋、アメリカへ行くときに成田空港で彼女そっくりな人がいてドキドキしたが、近くで見てみるとよく似た別人だったことがあった。 今回もまた別人かもしれない。 わしは、女性とは反対方向に歩いて電車へ向かった。 しかし、ムシの知らせがした。 「そばへ行って確かめるべきだ!」と天の声が聞こえたような気がした。 振り返ると、その女性は改札からまだ出ていなかった。 立ち止まって鏡で自分の顔を点検している。 わしは駆け足で彼女に近づいた。 心臓がバクバク! ホンモノだった! なんで日本にいるんだ? 一体何が起こっているだ? 頭が真っ白で英語なんか出てこない! 彼女を目の前にして逆上! 大コーフン! あわわ状態になりながら、なんとか言葉をつなぐ。 わし:「こんなところで何やっているの?」 彼女は、目を丸くして驚きの表情。 パム:「ナニー?ドウシタノー?」 彼女は日本語でそう言った。 わし:「ピースボートはどうだった?」 パム:「面白かった。エキサイティングだった!12月にピースボートから帰った後、しばらくイギリスに戻っていたの。まだ日本に来て3日目よ。ところでまだNに行っているの?」 わし:「もちろん」 パム:「また近いうちに会いましょう!」 彼女は右手を差し出した。 わしは彼女の手を握る。 冷たい! わし:「ものすごく冷たいよ!」 パム:「日本は寒いもの」 この日の刺すような寒さにしては、彼女は比較的薄着だった。 お互いに「グッバイ!」で別れた。 「会いましょう」は、もちろん社交辞令。 いつ?どこで?と具体的なプランはお互い口に出すことはなかった。 よほどの偶然がない限り、また会うことはないだろう。 去年の7月初め頃に彼女がNを去ることをサーシャから聞かされ、 7月半ばに彼女の最後のレッスンを受けた模様を伝えたところで日記を途切れさせてしまった。 その後のエピソードをここに書いておこうと思う。 パムに会える最後のチャンスは7月末の日曜日。 その日はTOEICの受験日だった。 迷わず試験会場へは行かずNへ直行。 パムのためには受験料の約6千いくらは惜しくない! 何がなんでも絶対彼女に告白しようと心に誓った。 なにしろ、彼女はNを辞めた後は、ピースボートに参加して世界中を巡る計画。 もしかすると、彼女に会えるのはこの日が最後かもしれない。 まあ、ピースボートに行こうとする人が、恋愛に縛られることなど眼中にないことは明白。 結果は見えているが、自分の思いを知ってもらうだけで充分。 悲壮な決意でNへ向かった。 午前中の通常2レッスンでは彼女に当たらず涙をのんだ。 まだ、午後のVOICEにチャンスがある。 4コマのうち、最後の1コマに彼女がアサインされていた。 行くしかないでしょう! 彼女は人気者なので、なかなか二人きりになるチャンスがない。 イライラとドキドキが入り混じった心境でVOICEをこなしていくも、時間は容赦なく過ぎていく。 いよいよ彼女のVOICE。 テーマはディスカッションの進め方。 ただ、闇雲に反論するのではなく、 "I know your point, but 〜" といったセリフをはさんでスムーズに議論を進めていこうという試み。 彼女は飲みに行くのが大好きなので、帰りはいつも終電との戦い。 そこで、夜中の3時に電車を走らせるべきか?否か?を生徒さん2組に別れて議論する。 話が進んでいくうちに、パムが衝撃発言! 「わたしのルームメイトの彼が〜」云々……。 えーっ? 男と住んでいるの??? どういう話の流れで、そんな発言になったのかは記憶にない。 「告白するぞ!告白するぞ!」と勇んでいたのに、 そのヒトコトでヘナヘナと力が抜けていくのがわかった……。 もはや絶望か!? 最後のVOICEは、わしだけが暗ーい気分で終了した。 VOICEルームを出たところで、一部の講師陣と生徒さんで彼女を囲みお別れの言葉をかける。 みんなが見ている前でどさくさにまぎれて、イチかバチかのハグしますた! 最初で最後のハグか。。 抱きしめると、彼女の細さがダイレクトにわかる。 なんという儚さ。 一生このままでいたい。 しかし、実際に抱き合ったのはほんの5秒くらいだっただろう。 とうとう二人きりの状態にはなれなかった。 彼女がスタッフルームへ戻ろうとする。 彼女がドアを閉める瞬間に"I like you!"と言うのが精一杯だった。 彼女の耳に届いたかどうかはわからない。 もう一生会えないかもしれないけど、いい思い出をありがとう。 あのときの自分の素直な気持ちはこんなささやかなものだった。 だからそれ以上は追いかけなかった。 このあと、継続してNに通っているにもかかわらず、Nネタを日記に書けなくなったのは、仕事が忙しくなってしまったのが一番の理由だが、 心にぽっかりあいてしまった大きな穴のせいもあることは否定はしない。 面白い日記にするには、自分が楽しんで書かないとダメ。 自分がノっているときは、読者にもノリというか臨場感が伝わるような気がする。 もはや、ドキドキ・ワクワクの楽しみがなくなってしまったN。 彼女に会えるかどうかワクワクしながらNへ向かうこともないし、 チェックインのとき、「今日のレッスンはパメラです」と告げられたときの高揚感もありえない。 彼女の笑顔がどれだけ自分を癒してくれたことか。 ただあそこに英会話しに行くだけ。 まあ、Nは英会話するのが目的で、恋愛を探す場所ではない。 本来の姿の戻ったわけだが、 わさび抜きの寿司を食わされているような物足りなさはどうしようもない。 ノっていない状態で書いた日記をよその人が読んでもどうなのかな?と。 英会話ネタを再開できるかどうか? 自分でもわからない。 今後に当時の面白さを提供できる自信はないです。 はてなアンテナに追加 マイ日記に追加
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