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2005年10月02日(日) ■ |
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「彼女と浮気相手がハチ合わせしたとき」の行動学 |
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「週刊SPA! 2005.10.7号」の特集記事「災害心理学大全」より。
(恋愛の修羅場〜「彼女と浮気相手がハチ合わせ!の非常事態にとるべき行動とは?」という例題に対する、セラピスト・平準司さんの回答です。)
【「浮気の現場を押さえらえたとき、女性は開き直る傾向があるのに対し、男性はまず間違いなく否定やウソに走ります。これはフロイト心理学でいう、男性の慢性的な罪悪感によるものです。ペニスを持つ男性は、それを持たない女性に対して意識下で申し訳ないという気持ちを常に抱いているんです。そんな男性は、浮気がバレてしまったことでその罪悪感を刺激され、咄嗟に否定やウソという逃避行動で、どうにかごまかそうとしてしまうんです」 セラピストの平準司氏は、ハチ合わせという修羅場において、男性がついついウソをついてしまう理由をこう説明する。 「しかし、実はそれが一番マズい行動なんですね。ペニスを持たないことにコンプレックス(無価値感)を持つ女性たちは、自分を欺き否定する行動であるウソを一番嫌います。では、どうすればいいのかというと、どちらかの女性を肯定し、そのコンプレックスをフォローしてあげる。この期に及んで白々しいウソを並べると、どちらも失うだけですから、即座にどちらかを選んでください」 なるほど。でも、それだって2回も3回も続けていたら、さすがに通用しないのでは? 「浮気を重ね、奥さんから離婚を突きつけられた男性でも、本当に絶体絶命というケースは全体の5%ぐらい。なぜなら、女性は必ず決断の前に『もしあなたが3か月で変わらなかったら……』というふうに執行猶予をつけますから。そこで少しでも努力する姿勢を見せれば離婚までは至らない。そして、もうどうにもならない状態なら、思い切って過去から現在までの浮気を全部告白する。一見無茶な行為ですが、ほとんどの女性はここに”ウソ”の対極である”本気”を感じ取り、私のところに来る相談者でも7割以上が成功を収めています」 これぞまさに”死中に活を求む”捨て身ワザというやつか。】
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こ、こんなのでセラピストっていうのは、務まるのか? なんて僕は絶句してしまいました。 いや、フロイト心理学って、ほとんど「性的欲求不満」とか「ペニス」とか、そんな話なんだし、あまりにも非現実的なのでは。でも、「相談者」たちは、そういう有名な学者の名前が出てくるだけで、けっこう納得してしまうものなのかもしれません。 そもそも、「即座にどちらかを選んでください」って、即座に選べるような状況なら、浮気なんてしなくてもいいんじゃなかろうか。 でもまあ、これを読んでいて思うのは、「結局、女性のほうも、そういう男性を選んでいる」のかもしれないな、ということなんですよね。確かに世の中には、「結婚前は浮気癖なんて、全然見せなかった」という男だっているのでしょうけど、多くの場合は、その「兆候」みたいなものは、初期からあるのではないでしょうか。とくに「繰り返す人」なんていうのは。 しかし、男と女の感情の機微なんていうのは難しいものですね。「正直に告白」されたら、本当に、その「誠実さ」にうたれて、許してしまうものなのでしょうか?そんな「告白」などしなければ「9割が自然経過で成功を収めて」いたりするのではないかと、僕はギモンで仕方ないんですけど……
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