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2005年06月22日(水)
携帯電話を、捨てられますか?

impress Watchの記事より。

【電気通信事業者協会と情報通信ネットワーク協会は21日、携帯電話・PHSのリサイクルに関する調査結果を発表した。
 携帯電話・PHS利用者2,000人に対して行なった同調査によれば、端末のリサイクル認知度は50%弱で、36%の利用者は端末をゴミとして処分していることがわかった。過去1年間に買換・解約をした利用者については、古い端末を「店に引き取ってもらった」という回答は24%、「処分した」という回答は16%に過ぎず、端末を捨てないで保有する傾向が見られた。
 端末を処分しない理由としては、メールや写真などが記録されている端末を「コレクション・思い出として残す」が30%で最も多く、個人情報保護の意識の高まりからか「個人情報が漏れるのが心配」とする回答が24%で続いた。そのほか、「電話帳」が22%、「データのバックアップ用」が19%、「ゲーム機」が8%などとなり、通信機能以外の用途で利用する人も多かった。】

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 そういえば、一時期、携帯の「裏ワザ」として、某携帯メーカーと新規加入の契約をして(新規だと、携帯の本体の料金が格安になるので)、その直後に解約して「画素数の多いカメラ」を手に入れるというのがありました。これだと、もちろんその携帯で通話はできませんが、内臓されているカメラはそのまま使えますから、かなり格安で「携帯デジカメ」を手に入れられるというわけです。さすがにこういうことは、最近はできなくなっているようですけど。
 ところで、僕は携帯電話というのを捨てたことがありません。リサイクルという概念からすれば、本当に申し訳ないことなのですが、携帯電話というのには、それを使っていたときに送られてきたメールとか、画像が保存していて、捨てるに忍びない、というのもありますし、第一、その携帯電話そのものに、なんとなく愛着がわいてしまって。というわけで、僕は「捨てられない」組の「コレクション・思い出として残す」派になります。「個人情報」というのは、もちろん心配にならなくはないのですが、正直、「そこまで神経質にならなくても、たいした情報でもないしなあ…」という感じです。やっぱり、個人情報保護のため、というより、「長年の『友達』を捨てられない」というか、この携帯電話がスクラップにされるなんて…というような気持ちになるんですよね。結果的には、僕の家で存在すら忘れられているよりは、リサイクルされて新しい命を吹き込まれたほうがいいのかもしれませんが。
 それにしても、こうして取っておいた携帯電話というのは、みんな、本当に使っているのでしょうか?僕はたまに思い出して昔もらったメールや写真を眺める以外には、電源を入れることはありません。そして、いざ電源を入れてみようと思うと充電が切れていて、「わざわざ充電しなおすのもめんどうだし、もういいや…」というようなこともあります。考えてみると「携帯電話の付属機能」というのは、それが「携帯電話という必需品についているから」価値があるわけで、例えば「ゲームをやるためにもう一台旧い携帯を持ち歩く」なら、ゲームポーイアドバンスなりPSPなりを持ち歩いたほうが、はるかにゲームで遊びやすいし、旧い携帯の中の電話帳にしか残っていないような電話番号は、実際は、めったに使用しないような気もします。確かに、バックアップ用としては「助かった!」ということもあるかもしれないけれど。
 こういうとき、僕は自分が「ものを捨てられない人間」であることをあらためて実感させられます。いや正直、ヘタに遺しておいて、僕が急死でもしてしまった場合、身内に履歴を見られまくったりするほうが、「個人情報漏洩」より、よっぽど怖いような気もしなくはないんですが。