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2004年06月29日(火)
「電撃ネットワーク」と”Tokyo Shock Boys”

日刊スポーツの記事より。

【過激パフォーマンスで人気の電撃ネットワークの韓国公演(30日〜7月4日)が即日完売したことが分かった。92年から始めた海外公演は15カ国で計400公演にも及ぶ。今年もスペインなど4カ国からオファーがある。ところが、韓国では日本以上に公演内容に規制があるため、当初は成功が疑問視されていた。リーダー南部虎弾は「シモネタ系がだめみたいで、爆竹や花火を使うネタもできないかもしれない」と不安を覚えていたが、5回の公演はあっさり売り切れ。日本では「会場を貸してくれず、公演ができなくなっている」(南部)が、電撃は確実に世界に浸透している。】

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 韓国でも人気なんですね、電撃ネットワーク。
 僕は昔大学の出し物の研究でこの命懸けのパフォーマンス集団の存在を知って以来、そのあまりのバカバカしさと体の張りっぷりに魅せられて、ずっと大ファンなのです。ベンチャーズの「ワイプアウト」が流れると、つい電撃ダンスをやってしまいたくなるくらいに。
 ちなみに、彼らのことを御存知ない皆様は、こちらの公式サイトを御覧下さい。
 たぶん、「あっ、どこかで観たことある!」と思われる方も多いのではないでしょうか。
 実は、電撃ネットワークは”Tokyo Shock Boys”という英語名で、海外でも大人気なのです。彼らの本によると、とくにオーストラリアでは知らない人はいないほどの人気ぶりで、「パンツを履くヒマもなかった」とか。確かに言葉が通じなくても楽しめますし、「そんなことやって、何の意味があるの?」とか考えがちな日本の人たちりも、「クレイジーだぜこいつら、スゴイ!」と感覚的に楽しんでくれる海外の観客のほうが、「電撃向き」なのかもしれませんね。

 そういう意味では、観客のキャラクターを考えると、比較的日本に近いのかな、という感じがする今回の韓国公演の盛況ぶりは、ちょっと意外な気もします。
 しかし、シモネタがダメで、火薬も爆竹も使えないとなると、「コーガン野郎」とか、「花火大好き男」とかもできないかもしれないわけですね。となると、終始サソリと遊んだり、ドライアイスを食べたりしないといけないのかな、と彼らの身が心配です。まあ、どっちにしても危ないことには変わりないのですが。
 
 それにしても、【日本では「会場を貸してくれず、公演ができなくなっている」】という状況は、寂しいかぎり。もうちょっと日本発の文化(?)に理解を示してあげてもいいのではないでしょうか?
 内紛ばかりの狂言師の人たちより、ある意味日本が世界に誇るべきパフォーマーだと思うんだけどなあ…