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2003年07月30日(水) ■ |
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日本の恥の頂上対決、大仁田vs森ゆうこ |
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日刊スポーツの記事より。
【国会議員レスラーの大仁田厚(45)が、自由党の森ゆうこ参院議員(47)にリング上での対決を要求した。大仁田は29日、都内で会見を開き、森氏に対して「神聖なる議場は、あなたのお立ち台ではない。きちんとリングを用意する」と宣戦布告した。さらに同じ自由党系会派に所属する岩手県議の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケ(みちのく)とタッグ結成を要求し「自由党解散記念タッグ結成だな」と笑い飛ばした。 大仁田は25日の参院外交防衛委員会で森氏とイラク復興支援特別措置法案の強行採決をめぐって乱闘を繰り広げている。興奮冷めやらぬ? 邪道レスラーは「スカート姿で突進してきた勇気は認めるが、場所が違うじゃろ。勇敢な女戦士だとリング上で示すべき。自由党の小沢党首の地元岩手のリングを用意してやろう」とまくし立て「サスケの返答を待つ」と一方的に宣言。参戦を予定する8月3日のみちのく宮城大会を回答期限とした。】
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まあ、大仁田さんのやることだから、と世間は失笑しているのかもしれませんが… あの乱闘騒ぎは、はっきりいって茶番でした。海外にまで報道されて、日本の恥をさらしたらしいです。だいたい、野党も牛歩戦術で法案の採決が不可能になったことはありませんし、あの手の乱闘で死んだ議員や重症を負った議員はいませんから、確かに、ある種プロレス的な「暗黙の諒解」ってやつがあるのかもしれませんよね。 本当に命をかけて法案の採決を止めようとするのなら、あんな方法を取らずに、投票箱の前で切腹でもしたらいいのに(いや、ほんとにやられたら困ったものだけど)。 結局、牛歩やって引きのばしました、怪我しない程度の乱闘をやって体を張ってみせました、というアピールのため、という気がするのです。 しかし、大仁田議員も何のために国会議員になったのでしょう?「体を張って議長を守る!」って、それはSP(映画「ボディーガード」でケビン・コスナーがやっていた役のような人)の仕事であって、国会議員の仕事ではありません。そんな仕事のために給料もらってるの?頼むから、本来の仕事をしてください。
もし、僕と将棋の羽生さんに意見の相違があって、羽生さんが「じゃあ、将棋で決着つけましょう!」と挑戦してきたら、そんなの受けるわけないですよね。 大仁田さんが言っているのは、そういうことなのです。 もちろん、羽生さんはそんなことしないでしょうし、それがまた「プロレス的」なのかもしれませんが。 神聖な議場は「お立ち台」でもなければ、「リング」でもないのにね。 ところで、リングって、プロレスラーにとっては、神聖な場所なんじゃなのかなあ? そこに上がるために、みんな厳しいトレーニングを積んできているわけだから。 そんな、何のトレーニングもしておらず、格闘家でもない女性国会議員を上げて、恥ずかしくないのかな?(実際は、上がるわけないけど) どうしてもやりたかったら、逮捕覚悟で、その辺の道端でどうぞ。
自分の職場も議会も貶める大仁田さんは、プロレスラーとしても、国会議員としても失格だと思います。 どうせなら、森議員もサスケと言わずに、ボブ・サップあたりを連れてきて、大仁田さんをボコボコにしたらいいのになあ、と僕は思うんですが。 サップは自由党とは関係ないからダメ? そもそも、リングと国会そのものが関係ないから、それでもいいんじゃない?
それにしても、高給取りのSPですね、大仁田さんは。
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