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| 2002年07月06日(土) ■ |
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| 2002年7月6日。 |
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昨日のプロ野球ニュースより。
7月4日に永眠された、パンチョ伊東さんの言葉。 「メジャーリーグの監督がいちばん日本の監督と違うことは、 選手にいかに楽しく野球をさせるかに心を砕いていることだ」
〜〜〜〜〜〜〜 とかく、日本では「歯をくいしばって、気合を入れてやる」ということが重視されるのですが、はたして、それだけでいいのかどうか?もちろん、スポーツ選手は結果を出すことが要求される仕事ですから(とくにプロの場合は)、おちゃらけてやれというわけじゃありません。 でも、そういう「遊び」の部分って、実力を発揮するのには、すごく必要な要素なんですよね。 もちろん、やっている選手たちは、生活もかかってますし、そんな余裕がないことがわかっているからこそ、パンチョさんは監督に「楽しくやらせる」ことを求めたんだと思います。 これは、なにもスポーツの世界ばかりじゃなくて、有能なリーダーっていうのは、必ず周りの人間を楽しい気分にさせる面を持っているんですよね。 この「楽しむ」というと、いいかげんにやるというような解釈をする人も多いようですが、 いちばん楽しいのって、自分の実力がついていることを実感したり、努力が結果に結びついたときなんですよね。適当にやったって、本当の意味では、楽しいわけがありません。 厳しい「名監督」よりも、選手が「自分の力で勝った!」と自信を持てるようなお膳立てができる人、そんなリーダーは、まさに理想的。 孔子も言っています「それを知る者は、それを楽しむものに如かず」と。
それにしても、昨日放映されたこのインタビュー、一年ほど前に収録されたものだそうですが、パンチョさんの遺言のように感じたのは、僕だけでしょうか?
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