◎ 霹靂 ◎
耳を貫く高い音
その眩しさに、目を細めた。
私を残して消えた背中を
睨むことにも飽きたけど
使い古した縫いぐるみ
今でも抱いて 待ってるの。
喉にこびり付いている
一つ覚えの貴方の名
それは 淡い綿菓子のようで
味だけ残して 消えてゆく
願っても良いですか
祈っても良いですか
貴方が覚えていることを
私を覚えていることを
− 2006年05月18日(木) −
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