2009年07月01日(水) |
トランスフォーマー/リベンジ |
監督:マイケル・ベイ 出演:シャイア・ラブーフ ミーガン・フォックス ジョシュ・デュアメル、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 オートボットとディセプティコンとの死闘から2年、平穏な日常を取り戻したサムは大学進学の為に生まれ育った街を出る事になった。恋人のミカエラとサムの戦友であり守護者でもあるバンブルビーと離れて暮らす事に不安はあったものの、大学生活を謳歌するハズだった・・・ところが2年前にメガトロンを倒した時の「キューブ」のかけらをたまたま見つけたサムは、新たな戦いの渦中に飲み込まれてしまうのだった。
【感想】 2007年に公開された「トランスフォーマー」の続編。 って、説明するまでもないわねぇ。前作が超ツボったので、本作はものすごーく楽しみにしていました♪
いきなりですが、本作だけ見ても舞台背景は全く判らないんじゃないかなぁ? 前作も売れ売れヒットしたから、本作を見に行くのは前作ファンがほとんどかな?とも思うのですが、この手の続編って案外あるのが「前作は見てないけど続編まで出来るって事は相当面白いの?」と、前作を見ずにいきなり続編を見に行っちゃうパターン。結構そういう人っているよね? そういう「人気らしいから見てみるか?」程度の人をバッサリぶった切った設定になってました。
まあ前作ファンには面倒臭い世界観の説明なんぞ必要ないのでどーでもいいんですが(をい) それにしても、続編というのは「前作以上のスケールを!」というのがお約束なんでしょうね・・・このシリーズも前作ではアメリカの片田舎に住んでるクソガキと共にアメリカのどこぞでコソコソと戦うという程度のお話だったんですが、本作ではいきなり上海でド派手な戦闘をおっ始めたかと思ったら、海上戦やってみたり、果てはエジプトでピラミッド崩壊の危機ですよ。 「やwwwりwww過wwwぎwww」と思うものの、映像は相変わらずステキングなのでどーでもいい(こら)
スケールがデカくなったものの、所詮は「ガキの玩具を映画化」なのに変わりはないから設定が破綻しまくってクソ(笑) もうコレね、内容にツッコミ入れちゃいけないんだよね。判っちゃいるけど余りにもスゴ過ぎる「アメリカさん思考」には笑うのを通り越して怒るのも更に通り越して呆れるしかないと言うのか・・・まあ、とにかく「世界の警察・アメリカ」は今日も相変わらず唯我独尊で頑張っています(苦笑)
映像が更にド派手になったのは「派手なバカ映画好き」としては大いに嬉しい&楽しいのでオッケーなんですが・・・ 自分的に一番ツボった「トランスフォームするシーン」がごっちゃごちゃになって何やってんだか訳が判んない+戦闘シーンも地味な機械色が重なり合って何がどーなってんだかさっぱり判んないのが痛過ぎる。 前作みたいにシンプルな絵でいいのよ〜。青空バックでカチャカチャとトランスフォームを引きの絵で見せてくれた方がコッチはワクドキ出来るんだからさー! 本作、やたらアップ多用でトランスフォームシーンも何がどーなってるんだか判り難い。これ大減点よ(怒)
ヌルいコメディちっくなシーンは本作も踏襲。コレはいい♪ 相手はどー見ても変体するマシンでしかないんだけど、でも本当は地球外生命体だからね。そこには友情も愛情も未練も同情も色んな感情が交錯する訳ですよ。正に未知との遭遇ですよ。 「オプティマスがあぁぁー!」・・・なシーンなんて、正直言うけど私ショックで泣いちゃいましたもん。 どんだけお前はオプティマスが好きなんだよと(苦笑)、いやだってオプティマスってイケメンじゃね?←違っ(^-^;
アメリカの片田舎から一気に地球規模に話が大きくなったものの、ちょっと判り難い設定で。 オートボット達は太古の地球から繋がりがあったと。はいはい、イイデスヨ。大昔の地球だろうが人間の進化だろうが好きに関わってもらっても構いませんが・・・だから何なん?←それ言うか まー正直「話の内容、小難しくしてくれなくていいから。もっとシンプルに派手に戦うだけで充分だし」てな感じ。 この手の作品に「脚本の深み」だの「重厚感」だの求める人っていないでしょ?だからガキの玩具が元ネタだって!
そんなこんなで大風呂敷を広げ過ぎて話が長くなり過ぎ。 バカ映画なのに150分の上映時間はちと厳しい。話ももっとシンプルでいい。それからアメリカ軍は出張り過ぎ(笑) どうせコレ、更に続編作って完全にシリーズ化する気でいるでしょ?だったら初心に戻って、アメリカの小田舎だけで細々とトランスフォームしながら戦って下さい。
「ド派手バカ映画」としては映像は本当にピカイチなんですからっ!その部分は思いっきり評価してますからっ!!
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