監督:マチュー・カソヴィッツ 出演:ヴィン・ディーゼル ミシェル・ヨー メラニー・ティエリー、他 オススメ度:☆
【あらすじ】 放射線汚染地帯がアチコチに点在する荒廃した近未来。新セルビアで生活するトーロップは、大金の為ならどんな危険も顧みない最強の傭兵として知られていた。ある日トーロップに浅からぬ因縁のある国際的マフィアのボスから奇怪な依頼が入る。それはモンゴルにいるある娘を6日以内にアメリカ・NYに届けろというものだった。
【監督】 俳優としても活躍するマチュー・カソヴィッツ監督×ヴィン・ディーゼル主演の近未来SF映画。 出演役者がムダに豪華だったりする。ヴィンとミシェル・ヨーの共演というだけでも「すげーな♪」と思うのだが、他にもシャーロット・ランプリングやジェラール・ドパルデュー等のフランスを代表する名役者が雁首揃えてご出演。 出演役者だけ見ても期待値がババーン☆と跳ね上がるのですが・・・本当にムダに豪華なだけだった(笑)
あ、しまった。いきなり結論書いてるぞ自分(^-^;
まあ何でしょうねぇ。どこからツッコミ入れていいのか判らない位凄かったですよ、コレは。 映画冒頭は結構期待させてくれる感じなんですが、見てる内にどんどん「あいたたた」になって行くという妙技。ここまで徹底して既存の映画の焼増しをやられると、もしかしたら「みんなツッコミ入れて!ほらココも!アソコもだよー♪」というのが売りなのか?でも余りに悲劇的に痛いので、ツッコミ入れるのも気の毒になってしまうし・・・と逡巡させられる程ヒドい。
「トランスポーター」とか「レオン」等の「ロードムービー&バディムビー」を掛け合わせて「トリプルX」っぽく味付けして劣化させて、最終的にネタ放置してファンタジーっぽくしてみた、そんな感じ。 うがー!感想の書きようがない!!
一応「お届け品@修道院出の小娘」の出自辺りが本作の最大のキモなんじゃなかろうかと推察する訳ですが。 ぶっちゃけどーでもいいですね(こら)、多分マチューもどーでもよかったんじゃないだろうか?だって最終的にネタばらしもなければ「完全オチ放置」でしたから(笑) 一応彼女のママとパパがあの人とあの人だったの!?みたいなトコロが「驚きのオチ」辺りになるんでしょうか?別に驚くに値するとは思えませんがね(きっぱり)、本当に「どーでもいい感」がひしひしと伝わる迷作ですわ。
せめて「処女懐妊」と「特殊能力」の秘密くらいは納得出来るオチをつけてくれないと、ツッコミようもありません。 ついでに言うと「死体蘇生法」についての解説も頂ければ尚有難いんですがー、まさか・・・「本作はキリスト教的宗教感を下地に構築された云々、」みたいな壮大なスケールの〜・・・ないわな。ないわ。絶対ない(^-^;
一応見せ場として「アラスカ氷原地帯でエクストリームスポーツ的アクションシーン」等がありますが、この程度のクオリティの絵は今なら邦画でもちょこっと金掛ければ作れますからね。ワクドキする程でもありません。 ミシェル・ヨーの使い方もなぁ〜。どーなんだろ、あの中途半端感は。ってか彼女すごく老けたわ。ちょっとショック(涙)
まあ、ヴィンは相変わらずマッチョなのに実は瞳が可愛いいいヤツやってるし♪シャワーシーンにちょい萌えだし♪ そんな「ヴィンが見れれば後はもういいや」と割り切れる方なら、いい暇潰しにはなるんじゃなかろうかと思います。それから生まれて初めてこの手の近未来SF映画を見た!というお子様辺りなら案外楽しめちゃったりするかも? ・・・後の方は自己責任でドーゾ(^-^;
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