2009年03月13日(金) |
イエスマン “YES”は人生のパスワード |
監督:ペイトン・リード 出演:ジム・キャリー ズーイー・デシャネル ブラッドレイ・クーパー、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 銀行の融資業務で働くカール・アレンは仕事もプライベートも「NO」としか言わない男。人付き合いも悪く、親友の婚約パーティーまですっぽかしてしまう始末。「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる」と脅されたカールは一念発起し、あるセミナーに参加した。そのセミナーで「意味のある人生を送るための唯一のルールはYESと言うこと」と諭され、今後何を言われても絶対に「YES」と答えて実行すると約束させられてしまう。
【感想】 英国の作家・司会者等マルチな才能で知られるダニー・ウォレス氏が実体験を元に書いた著書「Yes Man」を映画化。 セミナーに行って成り行きで「今後“YES”しか言わない」と約束させられた男・カールを、コメディからシリアスまで幅広い演技でファンを魅了し続ける俳優「ジム・キャリー」が演じています。まあいかにも彼にぴったりの役(笑)
日本人は逆に「NO」が言えない国民性だと思うのですが、欧米の皆様は自己主張がはっきりしてますからね。 そんなこんなでとりあえず何でもかんでも「NO」しか言わない超閉鎖的な男が、ある日から誰に何を言われても必ず「YES」と答えて、YESと言ったからには必ず実行しなければならないという生活を送ったらどうなるか・・・というのをシュミレーションして見せてくれるお話です。
相変わらずジム・キャリーの顔筋は柔軟によく動く。 ・・・いきなりなんじゃこれ、な事書いちゃいましたが(苦笑)、ジム・キャリーの演技ってオーバーアクションなんだけどツボにハマると最強ですよねっ!本作でもジムの顔筋の動きを見るだけでも満足感MAX、相変わらずのオーバーアクションに萌え萌えです。そんな私は実はジム・キャリー大好きっ子♪←「子」じゃねーだろ、ババアだろ(^-^;
セミナーの会場で「今後は絶対にYESと言う」と約束させられて、会場を出た途端に試練が待ち受けている訳ですが、災い転じて福となすと言わんばかりの展開が起こり、それまでオ○ニーすらやる気も起こらなかった(こらー)カールは、いきなりカワイコちゃんといい感じになれてホクホク♪ 「なるほど。YESと言うと物事何もかも上手く回って行くんだー♪」と味を占めたカールは、今まで目も向けなかった色んな事に積極的にチャレンジするようになって行くんだがー・・・はーい、どんでん返しネ!な展開。
ま〜想像通りの予定調和な展開なんですが、見ていて気持ちいいです♪ ポジティブになる事で人生の歯車がどんどんいい方向に回って行く、という展開を見て「感じ悪ぅ〜」と思う人はほとんどいないだろうと思いますよ。いたとしたらよっぽどひねくれてるのか、または心療内科の受診をオススメしますわ(笑) 最初は「YES」と言う事で何もかもが上手く行く事ばかりが続くんだけど、当然だけど「YES」と言う事で巻き起こる弊害だってあって当然だと誰もが思いますよね?そんな「弊害」をカールがどうやって乗り越えていくのか、という部分がー・・・まあオチなので、コレ以上言っちゃうと丸々ネタバレなのでやめておきますね(^-^;
何でもかんでも手当たり次第に「YES」と言っている内に、何か自分の中で変化は起こっていなかっただろうか? ・・・セミナーのオヤジがクライマックスでカールに語る言葉はとてもステキです。 そんなこんなで、「NO」と言えないから仕方なく「YES」と言ってしまうという「ネガティブYES」な日本人の私達も、本作を見て考え方を変えて「力いっぱいYESと言って実行」してみるのもいいかもしれません。
映画館を後にする頃には、誰かに難題を吹っかけてもらえないだろーか(YESと言うのに)・・・と思ってしまうかも?(笑)
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