2008年06月02日(月) |
ダイブ!! DIVE!! |
監督:熊澤尚人 出演:林遣都 池松壮亮 溝端淳平、他 オススメ度:☆☆
【あらすじ】 中学生の知季が通うダイビングクラブ「MDC」が赤字続きで閉鎖の危機に追いやられた。そこへアメリカ帰りの新しい女性コーチがやって来て、閉鎖させない為に親会社に掛け合って条件を提示して来たと言う。それは「MDCから北京オリンピック飛び込みの日本代表を出す事」、その為に彼女は青森から才能ある選手「飛沫」をスカウトして来た。MDCのコーチの息子でエリート飛び込み選手の要一、飛沫、そして知季の3人はオリンピック目指して火花を散らす。
【感想】 直木賞作家・森絵都のベストセラー青春小説を映画化。 この方の本を読んだ事がありません。そもそも青春小説を読んで萌え萌えになる年齢じゃありませんから(涙)
でも本作は映画宣伝ポスターを見て萌えましたネ! 主役格の3人の男の子達がどの子もこの子も可愛いっ!知季を演じる林遣都クンは以前「バッテリー」を見て「んまぁ〜!何て可愛い顔してるんでしょ♪」と思って記憶に残った美少年。 それから要一演じる池松壮亮クンも「砂時計」に出演していたのが記憶に新しい。彼、妙に子供っぽくてカッペ臭い顔してるんだけど(ファンの方、すまん)、でもこういう朴訥な感じがおばちゃんのハートにズシン☆と来るのよぉ〜♪(苦笑) 唯一見覚えのなかった飛沫を演じた溝端淳平@もこみち似クン、2006年JUNONスーパーボーイ・コンテストで優勝した世間的認知度の高いイケメン君だった模様。ごめんね。おばちゃんJUNONは守備範囲外なの(^-^;
まあ、そんなこんなで「美少年スポ根映画」 なんだよ、上記にも書いた「バッテリー」と同じ系譜かよ・・・と思ったら、本当に全く同じような系譜(苦笑) 今って美少年スポ根映画がブームだったりするんですか?おばちゃん嬉しいけど、感情移入は出来なくてヨ!
「ダイヤモンドの瞳」とか言う、何やら厳かな才能が映画中に披露されます。 コレは努力では培えない、持って生まれた天賦の才らしいのですが、たまたま知季がこの「ダイヤモンドの瞳」を持ち合わせている事に気付いた女コーチが、知季に「プール以外でも自主トレしろ」と、過酷なトレーニングメニューを課す。 要一、飛沫の2人からはスタート地点がかなり遅れている知季だけど、日々コーチの課したメニューをこなしている内に、今まで出来なかった事が1つずつ出来るようになり、そして自信も付いて益々トレーニングに熱が入るようになる。
そんなこんなで彼女をほっぽらかしていて弟に寝取られる(笑) まあこの彼女絡みのエピソードは全くいらない上に場内は失笑の嵐。イマドキの中学生だからスポーツだけじゃなくて女の子にだって興味はあるもんねぇ。わかっちゃいるけどお寒いエピソードでした。
他にも要一・飛沫それぞれの事情を同じ位の分量で(知季が若干多いかな?程度)見せて行きます。 コレが「丁寧に主要キャラの事情を見せる」と言えば聞こえがいいですが、どれもこれも中途半端に披露してくれて、どれもこれも唐突に問題が解決して行くので「まーなんだな、原作は相当描き込みがしてあるんだろうな」と想像しつつ、溜息を付きながら次々繰り広げられる「ネタ振り→顛末」を見るしかない。
クライマックスの競技会なんて、1人は高熱で1人は筋が吊ってピキピキ状態。 ドラマティックと言えばそーなのかもしれませんが、個人的にはかなり「ああ、そう」な感じで白けましたよ。
ま、オチミエミエで判り易くて、美少年は惜しげもなく裸体を晒してくれて、とりあえずはOKですけどね(笑) 少年達は3ヶ月猛特訓して「割れ割れ腹筋」を作ったそーですよ。もうね、おばちゃん目のやり場に困るからぁ〜♪ ・・・という、「王道美少年スポ根@裸体満載祭り」です。基本は気持ちのいい話ですからみんなで美少年を愛でてネ!
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