2008年05月23日(金) |
幸せになるための27のドレス |
監督:アン・フレッチャー 出演:キャサリン・ハイグル ジェームズ・マースデン マリン・アッカーマン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 アウトドア・ブランド会社の社長秘書・ジェーンの生き甲斐はブライド・メイト(花嫁付添い人)を務める事。既に27回も花嫁付添い人を続けたジェーンも、いつかは自分が主役になる日を願いつつ、実はボスである社長を密かに思い続けていた。ある結婚式を取材していてジェーンに目を付けた新聞記者のケビンは、彼女を題材に記事を書こうとジェーンに近付く。そんな折、彼女のボスが事もあろうか自分の妹と恋に落ちてしまったのだ。
【感想】 「プラダを着た悪魔」の脚本を手掛けたアライン・ブロッシュ・マッケンナ脚本の「キャリアウーマン・ラブコメ」第2弾。 生真面目で奥手なキャリアウーマン・ジェーンを、米TVドラマ「グレイズ・アナトミー」で一躍ブレイク中のキャサリン・ハイグルが、そしてジェーンを記事ネタにしようと追い掛け回す新聞記者・ケビンを「魔法にかけられて」でオチャメな王子を演じたのが記憶にも新しいジェームズ・マースデン(マーズデンと記載される事も?)が演じています。
正直、この手の映画は感想が書き難いですね。 誰でも楽しめます。男性はどう思うのか判らないけど、少なくとも独身女性(特に20後半〜30代)なら誰でも楽しめる。 最初っから結果は見えてる話なので、何の意外性もなければ驚きもない。ただ主人公の頑張る姿に共感して同調して精一杯のエールを送って、そして主人公が幸せになる姿を見て「うん!私も頑張るっ!」と思えばいい(苦笑)
頼まれると「NO」と言えない面倒見のいい性格。生真面目で男性に奥手。 ちょっぴり夢見る夢子さん状態だけど、それは彼女がウブで一途な性格だから。だから男性に声を掛けられても、まずは警戒してなかなか自分の殻から出て来ない。でも本当はね、とっても心優しいステキな女の子なの・・・ そんな主人公・ジェーンを見て「判るぅ〜!私も全く同じなのぉ〜!!」と思った女子達よ、キミら全然違うからね(笑)
まあそんな「独身女子の殆どが【私もこんなお人好しなのぉ〜♪】と共感出来るキャリアウーマン」が主人公。 片思いの上司はよりによって自分の妹(これがまた型通りの世渡り上手で脳味噌カラッポ系の美女)と恋に落ち、声を掛けてきたイケすかない事ばかり言う男は、実は自分が一番お気に入りの結婚コラムを書いている記者だった。 熱烈アプローチされて最初は迷惑だったハズなのに、いつの間にかコイツと一緒にいると心地いい?・・・と思っていたのに、実はそれは彼が自分をネタに記事を書きたいから擦り寄ってきていただけだった(怒)
まーアレだ。全部セオリー通りで文句垂れる場所がないです。 27着のドレスを次々と着替えて「1人ファッションショー」をするシーンはとってもキュートだし、仕事も花嫁付添い人の大役もバッチリこなす気丈な彼女が時々フッと見せる淋しげな表情には、独身ハイミスがこぞってうなずきながら主人公の顔を脳内で自分の顔に変換して見る事請け合い。
妹の悪事?を暴露するシーンは、男性なら「このタイミングで暴露って、コイツどんだけひねくれてんだよー」と思うかもしれませんが、独身ハイミスは「判るわっ!今まで散々苦労したんだもの!これくらいやっても罰は当たらないわっ!」くらいは言いそうな予感がしなくもないです。 ま・・・ぴよは「お前、いい人ぶってやってる事は相当エゲつないなぁ〜」と思ったクチなんですが(苦笑)
でもハッピーエンドはお約束ですからね。安心して楽しめますね。 デートムービーにもオススメ、それから独身女子友と「たまには映画見てから飲みにでも行くかー」なんてシチュエーションにもバッチリ対応してくれる一作。
ぴよはさ、主婦歴長いしさ、流石にこの手の作品には飽きちゃいましたね・・・はぁ〜。歳は取りたくないねぇ(溜息)
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