監督:ザヴィエ・ジャン 出演:ティモシー・オリファント ダグレー・スコット オルガ・キュリレンコ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 謎の暗殺組織によって遺伝子操作され、特殊な訓練を受けて「暗殺者」として育てられた男「コードネーム・47」 既に100以上もの暗殺に手を染めた彼の今回の仕事は、ロシア大統領・ベリコフ暗殺指令だった。見事ベリコフを仕留めたものの、何者かに密告されてインターポール、FSB(ロシア連邦保安庁)の双方から追われる身となってしまう。黒幕のカギを握る娼婦「ニカ」を連れ行動を共にする内に、彼は初めて人間らしい感情を持つようになる・・・
【感想】 全世界で大ヒットを飛ばしている同名タイトルのビデオゲームを映画化。 主人公のヒットマン「47」を演じるのは「ダイ・ハード4.0」で演じた悪役ぶりが記憶に新しいティモシー・オリファント。そして主人公と共に行動するヒロイン「ニカ」役を、次回の007シリーズでボンドガールを演じると話題のオルガ・キュリレンコが演じています。
本作の元ネタゲームを知らないのですが、どうやら設定は昔TVで見た「ダークエンジェル」に酷似している模様。 ダークエンジェルはうなじにバーコードを刻印しているのですが、ヒットマンは丸坊主にした後頭部に刻印。何故後頭部に刻印しているのかちょっと判らないですね。髪の毛生やしたら見えなくなっちゃうじゃないですか。せめて額か手の甲か鎖骨の下辺りにバーコード付けて欲しいです(苦笑) それに、スキンヘッド+後頭部バーコードって・・・コレは何かのランドマーク?ヒットマンだったらもう少し周囲に溶け込んで存在感を出さないようにしないとマズくないですか?(^-^;
まあ、ここらの設定の甘さは元ネタのゲームの仕様に準じているのだろうと推察。 話のプロット自体は「どこかで見たような話のアレンジ」という感じではありますが、なかなか練れていて楽しめます。 アクションシーンや派手な爆破シーンも随所に盛り込んで、絵的にもまずまず♪それからヒロインのニカは惜しげもなく抜群なスタイルをスクリーンに晒してくれて、お色気シーンを期待しているお兄ちゃんも満足♪満足♪(笑)
ティモシー・オリファント、実は公式サイトを見て「ああ、ダイ・ハード4.0の敵役かぁ」と思った程度の記憶で(^-^; ほとんど覚えてなかったんですがー・・・本作を見て今後は絶対に忘れない名前になりましたね。カッコイイんすよ! スキンヘッドで冷徹な役を演じているんですけど、よーく見るととっても愛らしいお顔♪アクションもソードファイトはちょっとぎこちない感じはしたものの、全体的になかなかキレもあってお上手でしたしネ♪ 願わくば・・・シャワーシーンで、普通はケツ位は見せるだろ!?なんだよあの中途半端なシャワーシーン!あんなのじゃ満足出来ないわよう!ケツ出せって!ケツ!!←えー。無視して下さい(^-^;
本作、映画冒頭のキャストロールにヒットマンの生い立ち?のシーンをダイジェストに流して、特に観客にヒットマン自身の背景等は説明しないで話は進むのですが、ヒットマンを追い続けるインターポールの警部のセリフ等で、上手い具合に観客に対してヒットマンのあらましだったり黒幕に関する説明等の「橋渡し役」をしてくれます。 このインターポールの警部コンビの存在はなかなか光っていましたね。ダレそうなマンネリな映画の展開に、上手く絡んで観客を飽きさせないように牽引してくれていました。
ま、そうは言ってもゲームならではのご都合主義主導な作り、どこかで見たような展開、思いっきり続編が作れる仕様、何もかもがイマドキ星の数程量産されている「B級アクション映画」の域を全く出ていませんが(相変わらず吠えるなぁ)
でも本作は個人的に結構好きかも。絵もアクションも展開もそこそこ良く出来てるし・・・ティモシー可愛いし♪(をい)
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