2008年02月08日(金) |
俺たちフィギュアスケーター |
監督:ウィル・スペック、ジュシュ・ゴードン 出演:ウィル・フェレル ジョン・ヘダー、 ウィル・アーネット、他 オススメ度:☆☆☆☆+
【あらすじ】 マイケルズとマッケルロイはアメリカ・フィギュアスケートの男子シングルで常にトップを争うライバル同士。ある大会で同点優勝をした2人は表彰台で乱闘騒ぎを起こして、金メダル剥奪とスケート界から永久追放を言い渡されてしまう。失意の日々を送る2人だったが、それから3年半後「男子シングル以外の種目なら競技スケートに復帰出来る」事を知った2人は、世界初の「男子ペア」を組んで大会出場に臨むのだった。
【感想】 ウィル・フェレル×ジョン・ヘダーのダブル主演の新作超絶バカコメディ。 監督は常にコンビを組んで製作しているというウィル・スペックとジョシュ・ゴードンの2人。ぴよは全く知りませんが、どうやら長い事コマーシャル製作を手掛けていたようです。本作の原作?(脚本だろうと思われ)はジョシュ・ゴードン氏が担当されているようです。ちなみに製作にはベン・スティラーも名を連ねています。
ってか、予告編を観て「コレは絶対にぴよのツボにハマる!」と確信した一作。 名古屋は公開が他地方より遅くてイライラしましたー。しかも単館上映館で1日2回しか上映しないんですけど(^-^;
いやもう・・・バカ過ぎる!!(笑) これぞアメリカらしいムダに下ネタ乱発のお下劣バカコメディの決定版♪ハリウッドはこういうバカバカしくて下らない映画をもっと沢山作って欲しいなぁ〜。大作映画もハリウッドらしいけど、やっぱ真骨頂は「お下劣バカ映画」でしょ♪
ウィル・フェレルが、ムダに暑苦しくて臭くて「セックス依存症」でバカでどうしようもないんだけど、どうにも憎めない愛すべきキャラを演じています。もうこの役はウィル・フェレル以外に考えられない! 相方のを演じるジョン・ヘダーは「バス男」でブレイクした役者さんだそうですが、ぴよは「バス男」は未見です。彼の役柄が孤児上がりで後に富豪に引き取られて純粋培養で育った「正統派スケーター」、そしてどこかマヌケでピントがズレてるタイプなんだけど、これまた憎めないキャラを飄々と演じています。
見ドコロはやっぱり2人がペアで滑る「余りにも下品過ぎるスケート技」の数々。 そして「失敗=死を意味する」というとてつもない大技「アイアン・ロータス」、しかも北朝鮮で初めてこの技が実演されたというフレコミで、北朝鮮で演じられた場面をビデオで鑑賞するシーンがあるのですが・・・コーヒー吹きましたよ!
他にも予告編でも流れる数々のバカバカしい技や、競技シーン以外も全編とにかくおバカの連発。予告編で大会マスコットが炎上するシーンが出てきますが、それよりもクライマックスシーンの大会に登場するマスコット「スノーフレーク君」の妙に冷めた様子には腰が砕けましたワ(笑)
アメリカバカ映画というのは、必ずと言っていい程笑わせながらも「ホロリ」とさせてラストは大団円という手順。 本作もそのセオリーをきちんと守っているのですが、だから「ありきたりでつまらない」んじゃなくて、「やっぱりアメリカ製の王道バカ映画はこうでなくっちゃねー♪」という安心感と、こんなバカで下品でどうしようもない映画なのに見た後に清々しい気分になれるという・・・本作もそんな愉快で気持ちのいい作品です。
とにかく品性下劣な下ネタのオンパレードなので、この手のネタに眉をひそめるようなお育ちのよろしい方には100%不向きだと断言出来ます。そういう方には華麗にスルーを推奨いたします。 子供の頃に「う○こネタ」にやたら興奮した「バカな田舎のガキ」がそのまま大人になったような人に、是非本作の鑑賞を強く強くオススメしたいですね!ちなみにそれは紛れもなくこのアタクシの事ですわよっ!(^-^;
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