2007年12月24日(月) |
ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 |
監督:ジョン・タートルトーブ 出演:ニコラス・ケイジ ダイアン・クルーガー エド・ハリス、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 リンカーン暗殺事件において、暗殺者ジョン・ウィルクス・ブースの書いた日記中の失われていた一部が見つかった。そこには何とゲイツの祖先が首謀者グループに加わっていたらしいという記述があったのだ。先祖の汚名をそそぎ真相を追究する為にゲイツはわずかなヒントから世界中を飛び回るが、実はコレは失われていた日記を提供したウィルキンソンの別の企みに乗せられていたのだった。
【感想】 お正月映画の大本命になるか!?「ナショナル・トレジャー」シリーズの第2弾。 既に本作劇場公開に合わせてTV地上波で第1弾を放送したそうですね。相変わらずマスコミは演出が上手い(笑)
前作、個人的にはかなり好きでしてね。 物凄いスピードで謎解きしていくので忙しいったらありゃしないんですが、誰が見ても楽しめる「おバカ冒険活劇」として申し分のない出来だったんじゃないかと思っています。 ・・・ま、単にニコちゃんが大好き♪なので、ニコが出てるだけでこのシリーズは大満足な訳ですが(^-^;
まあそんな訳で第2弾な訳ですが、本作もツッコミ所満載のおバカ冒険活劇でした(笑)
そもそもこの映画の副題、内容と微妙〜にズレてると言うか全く内容は違う。 確かに導入部はリンカーン暗殺者の日記なんですが、結局ネタ提供しただけで後は中南米の秘宝を探るアドベンチャーでしかありませんから、だったらタイトルも「ナショナル・トレジャー/エルドラドを目指せ!」とかにすりゃーいいじゃんか、と思ってしまう訳ですが(苦笑)
で、その日記ってのも140年間ウィルキンソン家が握ってたらしいんですが、どうして今このタイミングでその日記を登場させようと思ったのかについての考察はありません。 もしかしたら140年間ずーっと一族で謎解きしてたんだけど、どうにもこうにも判らないトコロに持って来て、ちょうどゲイツ一族の中に光よりも速く謎解きをする男が現れたので「コレはラッキー☆」と持ち出した?(^-^;
そんなこんなで、本作は観客にツッコミ入れてもらうのも娯楽の内、と考えているフシがあります。 ってか、真剣に作っててこの脚本って余りにも痛過ぎるんだけど(をい)この痛さ加減が突き抜けているので怒る気すら起こらないと言うのか、「もう何だっていいぜぇ〜い!好き放題やっちゃって〜♪」という気分にすらなる。
後は相変わらずのおバカな展開を恐ろしい程金掛けて作っている、というだけの作品ですからネ(笑) もう楽しいったらありゃーしませんよ。 「超絶金の掛かったバカB級映画が大好き!」という人なら、この映画をオカズに飯3杯は食える!!
今回、ゲイツのパパ&ママが意外に大活躍してまして、イライラするんだけどちょっと微笑ましくて可愛い♪ それと米大統領が余りにもお調子者で考えなしのアホタレなんだけど(こらこら)、ここまで堂々とおバカを貫いていると見ていて清々しい気分になるから不思議ですよ。 それから毎回思う事なんだけど、コレだけすげー事を次から次へとこなせるゲイツという男、どうしてFBIもCIAも野放しにしておくのか不思議でたまりません。多分世界一のエージェントになれると思うんだけどなぁ〜。 今「エイリアン VS プレデター2」が公開されてますが、その内「ゲイツ VS 007」も作ってくれないかしら?(笑)
まあ、そんなこんなで「バカB級アドベンチャー」としては極上の類だと断言出来ます。 デートムービーにもピッタリの一作。寝正月を決め込んでいる方も是非どうぞ♪
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