2007年11月14日(水) |
Little DJ〜小さな恋の物語 |
監督:永田琴 出演:神木隆之介 福田麻由子 広末涼子、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 FMラジオ局のディレクター・海乃たまきは自身が手掛ける番組が打ち切りとなると聞いて落ち込んでいた。そんな時ラジオから流れてきたキャンディーズの「年下の男の子」を聞いて、彼女は自分にラジオの楽しさを教えてくれたある少年の事を思い出していた。それは1977年の函館。交通事故で入院した病院で出会った「太郎」という少年だった。彼は入院先の病院の「大先生の特別な治療」という名目で、昼食のひととき院内放送でDJをしていたのだ。
【感想】 鬼塚忠氏著の同名タイトル小説の映画化。 何でも実話にインスパイアされて書かれた作品だそうで、原作は発売されるやたちまち15万部突破の大ベストセラーになったという話題の作品なんだそうです。
主人公の「太郎」を、天才子役の名を欲しいままにした神木隆之介クンが演じています。 彼も既に14歳になったんですね。今回12〜13歳というほぼ等身大の役。それにしても・・・ちょっと見ない内に随分顔が大人びて来たし、随分身長も伸びて男らしくなっていました。「可愛い」から「カッコイイ」に脱皮する、正に過渡期!?
話は簡単に言えば「余命いくばく系」 病気知らずの野球少年が、突然失神して鼻血を出すようになって・・・まあ映画やTVドラマで「鼻血」出したら、それはあの超ポピュラーな病気のサイン。ポピュラーって言っても「余命いくばく系映画」の中のポピュラーね。 それで入院した少年・太郎が、交通事故で入院していた少女と出会って恋に落ちる。彼女に自分の気持ちをなかなか言えないでいる太郎は、自分の余命が長くはないと悟り、ある日片思いの少女と病院を抜け出して・・・
って、そりゃーアレだろ?「セカチュー」のパ○リ(あわわ)
まあ話の展開は似ていなくもないのですが、本作の方が恋愛色よりも「ヒューマン」部分を強調している感じです。 太郎少年は中学1年生という設定。この辺りの歳になるとそろそろ反抗期に入って来て、親にとってはちょっと扱いが難しい年頃になるし、病気に対する知識も増えて病名を隠し通すのも難しくなる。 そろそろ「大人の事情」も理解出来るし、恋愛に対しても「子供の恋」から「大人の恋」への過渡期に入る。
そういった複雑なお年頃の少年の事情を、恋愛だけでなくヒューマン色を強く打ち出して途中までは見せる。 映画後半はヒューマン部分より恋愛色をグッと強めて、怒涛の泣きモノに持って行くというありがちな展開なんですが
ヒロインの「たまき」という女の子の精神年齢が余りに低過ぎやしないか? たまきは太郎の1歳上で中学2年という設定。今の中学2年と本作の設定である1977年の中学2年じゃー随分性知識や恋愛の仕方も変わっているのは判っていますが、それにしても少なくともぴよが中学2年の頃は、既に無邪気に同世代の男の子のベッドにもぐり込むなんて荒業は使えない位に異性を意識していたと思いますがね。 まあ、意図的に無邪気を装って男の寝所に出入りするようになるのはもう少し後になってからだ(笑)
主人公とヒロインの年齢設定がそれこそ「小学3年と4年」程度までならまだ納得も出来るけど、中学生の男女でこの無邪気さは流石に在り得ないだろう・・・と、スクリーンを見ていてかなりの違和感がありましたよ。 「ミイラ人間」とまで言われていたのに(思春期の女の子がこんな事言われたら相当ショックだろう)、彼女がやたらニコニコし過ぎていて、正直言うと「ああ、この子はちょっと知恵遅れという設定なのか?」とまで思ったじゃないですか(^-^;
まあでも、神木クンの演技は相変わらず素晴らしいですねぇ。 彼女に自分の気持ちを直接伝えたくてもなかなか言えずに逡巡する表情なんて本当に真に迫ってましたよ。 「少年の顔」と「大人の顔」が混在した、正に思春期を迎えた少年の輝きに満ちた、実に瑞々しい様子でした。
そんな訳で・・・何だかんだでキッチリ泣かせて頂いたんですが。←結局感動してんじゃん(^-^; いやぁ〜、話に感動したって言うよりも「神木クンの演技につい釣り込まれて泣いた」って感じでした。 正直言って、話の展開自体は本当にお約束通りのありきたりで平凡な作りなんですよね。だからこの手のネタを見慣れている人だったらもしかしたら「またコレかよ。もう飽きたさー」位は言いそう?
やっぱ神木クンだなぁ。彼の演技でうっかり泣かされちゃいました。神木クン目当てで見るなら号泣間違いなし!ですね。 少なくともぴよは「セカチュー」と本作なら・・・本作の方が好きかな。
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