監督:フィリップ・G・アトウェル 出演:ジェット・リー ジェイスン・ステイサム ジョン・ローン、他 オススメ度:☆☆☆−
【あらすじ】 サンフランシスコのとある埠頭。マフィア抗争の捕り物中のFBI捜査官ジョンと相棒のトムは、悪名高き殺し屋ローグを追い詰めトムが放った弾丸がローグの顔を直撃、ローグは海に落ちた。ところが翌日トムと彼の妻子が惨殺される。ローグは生きていたのだ。トムの復讐を誓ったジョン・・・それから3年後、チャイニーズマフィアと日本のやくざとの抗争がサンフランシスコで勃発。そんな中、再びローグがジョンの前に姿を現したのだった。
【感想】 「いつも心にジェット・リー」が信条のぴよ(知能指数低め)です。どーもです♪ そしてジェイスン・ステイサム様も大・大・大好き!とりあえずリー様とジェイスン様の出演映画だけは取りこぼしのないように見ておきたいと常々思っているのですが・・・まさかこの2人が共演というのは考えてもみなかったなぁ!うひひ♪
なぁんて思ってフィルモグラフィを調べてみたら、なんと「ザ・ワン」で共演してるじゃないですか。しかも自分で「出演」項目にちゃんとジェイスン・ステイサムって書いてるし。ジェイスンがこの映画に出てた事なんて全然覚えてないよぅ〜。 当時はまだジェイスン・ステイサムは売れてなかったんだよ〜う。リー様しか記憶にないようぅ〜(^-^;
本作、勿論全米公開もしてるんだけど、多分日本のアクション映画ファンをかなり意識して作ってる? 舞台はサンフランシスコなんですが、何故かそこで巻き起こるチャイニーズ・マフィアと日本やくざの抗争がメインネタになっていたりする。そんな訳でチャイニーズ・マフィアのボスは「ラスト・エンペラー」のジョン・ローン、そして日本やくざのボスは石橋凌さん。そして石橋凌さんの娘役には日本でも知名度の高い元スーパーモデルのデヴォン・青木。
監督は本作で長編映画監督デビュー?元々はミュージックPV等を多く手掛けてきた方だそうで、そのせいもあるんでしょうが本作も様々なシーンのカット割がとてもスタイリッシュでカッコいい。
とってもカッコいいけどアクションシーンはちょっと不満。←いきなり(^-^; だってリー様のアクションの見せ場が少ないんですもの!拳銃とか爆薬なんて使っちゃいやーーーー!(涙) でも石橋凌さんとのソードファイトはちょっぴりいい。でもちょっとだけ。それからジェイスンのアクションもなかなかいい。映画中盤でちょこっとだけ「おぉ〜♪」と思えるシーンがありました。でもホントにちょっとだけ(苦笑) 短いけど意外に良かったのがケイン・コスギとのファイト。ケインも身体能力高いしね。でもケインの出番短〜い!
リー様が出演している映画はアクションのチェックばっかりになっちゃうんですが(苦笑) 本作、リー様の立ち位置がイマイチ見ていてよく判らないんですね。とてつもなく冷酷な殺し屋なんだけど、最初は日本のやくざに雇われてて→途中でチャニーズ・マフィアに寝返って→でもやっぱり実は日本のやくざと繋がってて・・・ほえ?一体彼は何がしたいんですか?
実はコレは本作のキモな訳でして。 要するに「リー様の立ち位置が判らない」というのが本作の最大のミステリー部分のオチな訳です。 正直言うと話の筋なんてどうでもいい(をい)・・・と言うか、まさかどんでんネタだとは思っていなかったので、リー様の思惑がつまびらかにされたトコロで「はぁ〜?マジでぇ〜!?」とひっくり返りそうになりましたワ。
でもまあ、何て言うんでしょうか・・・別にここまで手の込んだ脚本にしなくてもいいんじゃないか?(^-^; 驚きの展開だからと言って、それが面白いのか?と聞かれると「いや、話が入り組み過ぎで乗れないんですが(薄涙)」 ちなみに驚きの展開は最後の最後までありますから。別にここまでしなくったっていいんですけどねぇ〜(溜息)
「ふへへへへ♪みんな驚いただろ?まさかこんなオチだと思わなかっただろ?な?な?」という、製作者サイドのしたり顔が目に浮かぶようで鼻に付くんですよ。←なんだ、この散々な言い方は(苦笑) もっと素直にリー様のアクションを楽しませてもらいたかったし、別に勧善懲悪でも全然問題なかったですよ。 脚本をヒネリ倒せば面白くなるってもんでもないです。せっかく身体能力の高いキャストを揃えているんですから、話の筋自体はシンプルな勧善懲悪モノ、もしくはもう少しヒネリを減らしてすっきりさせて、もっとアクション映像を楽しませてもらえる作りにしてもらいたかったです。
そんな訳で、微妙〜に不満なんですが・・・でもやっぱりリー様はステキ♪←本当にバカですいません(涙)
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