監督:ブレット・ラトナー 出演:ジャッキー・チェン クリス・タッカー 真田広之、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 アメリカ・ロス。ハン大使の護衛をしていたリーは、WCC(World Criminal Court)のシンポジウム壇上で謎のチャイナ・マフィア「シャイシェン」の存在を突き止めた事を報告しているハン大使が狙撃され、向かいのビルから逃げる狙撃者を目撃したリーが追跡する。無線を聞きつけたカーターも車で追うが、狙撃者はリーがかつて「兄弟」と呼び合う程慕った旧知の仲の孤児院時代の同士「ケンジ」だったのだ。シャイシェンの正体を突き止めるべくパリに向かったリーとカーターだったが・・・
【感想】 ジャッキー×クリス・タッカーコンビがバカウケした「ラッシュアワー」シリーズ3作目。 とりあえず「ジャッキー命」と常日頃豪語しているぴよとしては、本作を見逃す訳にはいかないでしょう!
ジャッキーは本国の中国・香港のみならず、ハリウッドでも超有名な大スター! でもきっと本国の次にジャッキーファンが多いのは、間違いなく日本だろうと思います。きっとそうです・・・そんな訳なのかどうかはよく判りませんが、本作では「ハリウッドで最近ちょっと目立ってきた日本人俳優」も起用して、お歳を召されてちょっとアクションにキレのなくなったジャッキー様だけでは日本人観客を引き込めないと踏んだのか?日本が誇る今や堂々と「ハリウッド・スター」と呼べる真田広之さん、そして工藤夕貴さんを登場させてくれました。
真田サンの出演は予告編で判っていましたが、いきなりすんげー厚化粧で工藤夕貴サンが登場した時には驚いた。 ってか、彼女かなりハードなアクションシーンもこなしているんですが、ジャッキーの身体能力が落ちた事も手伝っているとは思うものの(をいぃ〜)、アクションのキレはなかなか大したもので見応えは充分です。
でもなぁ〜。やっぱ真田サンでしょ! 本作の真田サンのカッコ良さは異常です。彼って本当に歳取らないですねぇ〜♪もう本当にカッコ良過ぎる!! 我が敬愛のジャッキー様なんて、ちょっと疲れた顔で椅子にドサッと腰掛けているお顔が一瞬「美川憲一」に見えて仕方なかったんですが(うへー!)、真田さんのあのキレのあるアクション、あの鋭い眼光、そしてハリウッド映画出演慣れしまくってるジャッキーよりもよっぽど流暢な英語使い、どれをとっても本作はどう考えても「真田様・ビバ!」な作り。
正直アクションシーンの見せ方がかなり稚拙で(元々このシリーズってアクションシーンのカット割がイマイチよね) 真田様(←最初は『サン』って呼んでたクセに。苦笑)の美しく流麗なソードファイトの動きがブツブツと切られるのには閉口してしまうものの、あくまでも本作はハリウッド映画。ジャッキーが常々香港ムービーでこだわっているアクションよりもキャラや脚本やノリで楽しませるのが先行の作品なのは百も承知しているので、「くそぉ。監督をオレにやらせろ」と心の中でつぶやきつつも何とか楽しめる仕様にはなっていると思います。
カーターの動きもなかなかいいしね。本筋に絡まない部分でも手を抜かずにきちんとアクションしてるのは好感触。 それよりさ、ハン大使親子ってこのシリーズの1作目で登場したあの親子でしょ?・・・娘のスーヤンって、あの1作目に出演してた誰の記憶にも残らないようなブスいお子ちゃまでしょ? 何がどう成長するとスーヤンがこんな超絶な美少女に成長してしまうのか!次作にもスーヤン出演を激しく希望!(笑)
このシリーズにしてはかなり脚本練れてると思いますし、ジャッキーのアクション云々は抜きに、誰が見ても楽しめる仕様になっていると思いましたね。 ・・・ってか、真田様のハリウッドでの成長振りを今後も是非見守って行きたい!この部分だけでも日本人は必見の一作!
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