監督:スティーブン・ソダーバーグ 出演:ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット マット・デイモン、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 オーシャンの仲間の1人ルーベンが、ホテル王バンクに裏切られたショックで心筋梗塞になり倒れてしまう。瀕死のルーベンの敵討ちを誓ったオーシャンと仲間達はバンクのカジノホテルのグランドオープンに合わせて着々と作を練る。まずカジノで大損をさせて金銭的に苦しめ、更にホテル評価「ファイブ・ダイヤモンド賞」を受賞し続けるのを誇りに思っているバンクの鼻をへし折る為に様々な画策をするのだが・・・
【感想】 「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」に続くシリーズ第三作。 もう説明するのもの面倒臭い。と言うか、本作はシリーズ全部見てる人しか見に行かないんじゃないか?今までシリーズの過去作品を1つも見ていなくて、いきなり本作を見に行くような物好きがいるんだろうか?
・・・と、ぴよだけでなく製作者も思っているらしいですね。 もう当たり前みたいに「オーシャンと仲間達」が何の説明もなく現れて、どういう役回りとかどういう横顔だとか、そういう基本説明一切なしで当たり前みたいに話が唐突に始まります。 ま、この方がシリーズ通して見ているぴよには有難いです。前作ではちょっと役回り忘れかけてたけど、流石に本作を見た時にはほとんどキャストの役回りは覚えてましたし。ってか、いくらなんでも3作全部見てるにも関わらず、何もかも忘れてるヤツってのもそうそういないだろうな(苦笑)
正直言うと、本作は半ばスルーするつもりでいたんですが・・・前作が面白いっちゃー面白いんだけど、単なる内輪ウケネタのお祭映画になっちゃってたので「もうこのシリーズもコレでいっかー」って気分になってましたし。
まあでも本作でちょっと持ち直した感じはします。 前作ではヨーロッパに渡って収拾付かなくなってましたが、本作ではまた古巣のベガスに戻って来てベガスらしいゴージャスな雰囲気をモリモリにして見ドコロもUPしてテンポもまずまず。 ただ、本シリーズって個人的にいつも中盤がダレるんですよね。前作でもウトウトしちゃったけど、今作でも中盤の仕込み部分で何度か意識が飛びそうになるのを抑えるのに必死でした(^-^;
後、1作目はジュリア・ロバーツ、2作目はゼタ姐と、割とメジャーなゴージャス所の女優さんを華に据えるのが本作の目玉の一つだとばかり思っていたのですが、本作で目を惹く女性キャストはバンクの嫁さんを演じたエレン・バーキンだけ。 エレン・バーキンがダメだと言ってる訳じゃないんですが、彼女が登場してからしばらく・・・いや、かなり時間が経つまでずっと「キャメロン・ディアス、老けたなぁ〜!」と本気で思ってたじゃないですか(苦笑)<自分
難攻不落のセキュリティだった割にはいともアッサリ攻略出来ちゃったり、まあとりあえずツッコミどころの満点さは相変わらずのご都合主義バリバリな進行ですが、基本的に本作ってクライム・サスペンスじゃなくて「コメディ」ですよね? お気に入りの役者さんが登場してて、どこか1シーンでも自分の中でツボに入るトコロがあったらめっけモノ♪みたいな作品だと思うので、余り深く追求しちゃーダメなんだろうな、ってのはいくら何でも3作も見れば理解してるつもり。
ま、そんな訳でそこそこ眠たくて、そこそこゆるくて、そこそこ笑って、そこそこ楽しませてもらいましたよ。 でもこの豪華キャストじゃなきゃー絶対に続編作れないシリーズよね、コレは(苦笑)・・・そしてこの豪華キャスト全員のスケジュールをどう遣り繰りして今後作るつもりなのか? え?コレで打ち止め?んな訳ないっしょ。だってラストでジョージおじもブラピも「今度会うまでに・・・」って言ってたしサ!
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