2007年01月01日(月) |
ファイナル・デッドコースター |
監督:ジェームズ・ウォン 出演:メリー・エリザベス・ウィンステッド ライアン・メリマン クリス・レムシュ、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 高校卒業を控えたウェンディ達同級生は遊園地に遊びに来ていた。ジェットコースターに乗る直前、不吉な予知夢を見たウェンディが「このジェットコースターは落ちる!」と警告して数人が降りるものの、コースターに乗った人は予知夢通りの事故に遭い死んでしまった。ところが助かったハズの生徒も、後日コースターに乗った順番に不可解な死を遂げる。事故当日に撮影したデジカメ画像に死のヒントが隠されていると気付いた彼女と友人ケヴィンは遁走するが・・・
【感想】 あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします! てな訳で新春第一弾は「ファイナル・デスティネーション」シリーズの第3弾。2作目に何故か「デッドコースター」という邦題を付けたので今更原題に戻す訳にも行かないと判断したのか?前作の前に「ファイナル」を付ける事で「一応このネタはこれでお終いネ」というアピールなんでしょうか?
1作目は見てないんだけど2作目の「デッドコースター」がかなり面白かったので期待していたんですが・・・いつの間に公開されていつの間に公開終了したんでしょうか?全然気付かない内にレンタルDVDになってましたよ(コラ)
このシリーズは3作通じて一貫したテーマ 「予知夢によって一旦は死を回避したものの、結局死ぬ運命というのは変えられない」 というネタを、設定を変えて見せているだけのシロモノです。 だからこのネタが好きで気に入ってる人なら間違いなく楽しめる仕様になっていると思います。
そうは言ってもネ、やっぱり設定や脚本や演出が変わればそれなりに評価も変わる。 少なくともぴよは前作の「デッドコースター」の方が段違いに面白いと思いましたね。どうやら調べてみると1作目と本作は同じ監督さんがメガホンを取ってて、2作目だけを別の監督さんが手掛けているみたいです。どうせなら2作目の監督さんが本作も撮った方が面白かったんじゃないの?って思っちゃいますわね(苦笑)
今回、映画冒頭からやたらとデジカメでパチパチ撮影するシーンが登場するから「何かあるな」とは思ったけど、思った通りこの時に撮影したデジカメ画像に写っている「死ぬリスト」の生徒の様子が、その後の死に様のヒントになっているという新しい設定を加えている。 要するにこのデジカメ画像を解析すれば死を回避する方法も見つかる訳で・・・と、なかなか面白くなりそうなネタを思い付いたまでは良かったのですが、どうも釈然としない。
死に方が強引過ぎると言うのか・・・何か「ドミノ倒し@ギネスに挑戦!」の大仕掛けみたいな展開が延々と続くのってどうなんでしょうかね?最初の1人2人程度なら笑って見れるんですが、ほぼ全員が「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいなロジックの死に方されると流石に「もうええっちゅーねん」って気になりますよ。 あのホームセンターのくだりに「そこまでしつこくやったらあきまへんわ」と思った人、多いでしょ?(^-^;
前作の「観客をホッとさせて肩の力が抜けた瞬間に・・・」という展開、かなり好きだったんだけど、コレは前作と監督さんが変わったから使えなかったネタなのかな?ちょっぴり残念な気がしましたよ。 でも、映画冒頭のジェットコースターに乗る前までのくだりね、アレは結構面白かったですよ。別にまだ予知夢も見てる訳じゃないし何も起こってない、ただジェットコースターに乗るというだけの事なのに「ココ、絶対に何か起こりますから!めっちゃ怖いですから!」と音やカット割りで必死に「溜め」が入ってて笑いました。この演出、結構好きですね(笑)
エグい映像もあるにはあるんだけど、それ程怖いとは思いませんでしたね。 「死ぬな」と思った人が思った通りのタイミングで逝ってくれるので、特に心臓に悪い事もないです。 ペースメーカーの入ったジーチャンと一緒に、正月に実家でレンタルしてご家族・ご親族一同でお楽しみ下さい(笑)
|