ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
ぴよと意見が合わないからっていじめないでぇ〜ん!(^_^;)
【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2006年10月05日(木) ただ、君を愛してる

監督:新城毅彦
出演:玉木宏
    宮崎あおい
    黒木メイサ、他
オススメ度:☆☆☆☆


【あらすじ】
大学の入学式をサボった誠人は、大学前の交差点で幼い容貌の個性的な女の子「静流」と出遭った。あるコンプレックスの為に人とうまく付き合えなかった誠人だが、何故か静流とは仲良くなったのだ。そして誠人に恋をした静流は、誠人の趣味であるカメラを自分も持ち写真撮影に行くようになる。ところが静流の気持ちに鈍感な誠人は、同級生の美女・みゆきに思いを寄せている。静流はそんな誠人に「これから私はどんどん大人の女になる」と宣言するのだったが・・・


【感想】
2003年公開「恋愛寫眞 Collage of Our life(2003.5.23鑑賞)」のアナザーストーリーとして「いま、会いにいきます」で大ブレイクした人気作家「市川拓司」氏が書き下ろした小説「恋愛寫眞 もうひとつの物語」を映画化したもの。
こういう小説が存在していた事を知らなかったが、2003年公開の「恋愛寫眞」は見てた。ベタベタな恋愛モノかと思ってたら意外な展開を見せて、好みは別れるだろうけどぴよは2003年版は結構好きだった。

で、上記の「2003年公開・恋愛寫眞」のアナザーストーリーとして書かれた小説を映画化したモノだという予備知識を入れずに本作を見たので(だってタイトルだって全然違うから気付かないよぅ〜)、映画を見始めても主人公2人の名前が前作と同じなのにまだ何も気付かずに、話がかなり進んで来てから「コレってもしかして結局こーいうオチ?前に見た恋愛寫眞って映画の思いっきり二番煎じだなぁ」なんてアホな事を思っていたのでした(苦笑)

そんな訳で本作ですが。
主人公2人の名前と写真が趣味だという事、ニューヨークに住む静流から数年振りに誠人の所に手紙が届く、誠人が手紙を貰ってニューヨークにやって来るものの・・・という設定だけは前作と同じですが、内容自体は本当に「アナザーストーリー」と言うか、かなり前作とトーンが違ってて、いかにも「いま会い」の原作者さんが書いた小説っぽいよなぁ〜という「爽やかで切なくて、自然に涙が頬を伝う」という表現がピッタリの作風になっていました。

宮崎あおいちゃん、NANA→NHK朝の連ドラ(先頃終了)で大ブレイクしてますね。
実はNANAも朝ドラも見てなかったんですが、本作の彼女を見てブレイクするのもさもありなん、と納得。マジ可愛い♪
髪の毛おかっぱボサボサで、「Dr.スランプ・アラレちゃん」みたいな眼鏡掛けてても可愛い。でもキスする時に初めて眼鏡を外して振り返った時の彼女の愛らしさったらどーよ!?女のぴよでもエレクトするぞ!(こらこら)
いや、本作のキスシーンは近年稀に見る好感度の高い、そして切なく美しいキスシーンでした。

実は序盤〜中盤の大学生活のシーンは結構見ながらダレてたんですがね、そのダラダラ生活シーンの中で交わされる誠人と静流の何気ないセリフが、後にクライマックスの種明かしシーンで「あぁ、なるほどー!」と思わされる非常に巧みな伏線になっててさ、更にその伏線が序盤にうまい具合に散りばめられているんですよ。
んで、NYで静流の初めての個展を見ている誠人の姿に被せて回想シーンを挿入させる演出なんて、クサ過ぎる&出来過ぎだと思いつつも「やられたー!」と泣かされてサ。←どっちなんだよ<自分(笑)

コンプレックス持ちで引っ込み思案なおっとり大学生の割りには玉木クンがイケメン過ぎるのはいかがなモノだろう?と思うものの、クライマックスの個展に展示されてる玉木クンの「気を許した相手にだけ見せる顔」の写真が余りにステキ過ぎてシビれたので、とりあえずイケメン玉木クンで結果オーライですよ♪

コレはもしかしたら今年一番グッと来た恋愛映画になるかもしれない・・・
ぴよは「セカチュウ」「いま会い」よりも、本作の方が断然好きです。この2作がダメだった人にも是非見て欲しい!









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