監督: ウォルフガング・ペーターゼン 出演: ジョシュ・ルーカス カート・ラッセル エミー・ロッサム、他 オススメ度:☆☆+
【あらすじ】 北大西洋を航海中の大型豪華客船「ポセイドン号」船内は、ニューイヤー・カウントダウンパーティーの真っ最中。ところが突然の大津波がポセイドン号を襲い船は転覆。乗客達は上下逆さまになった船内に閉じ込められてしまった。大広間に集まって救助を待てと言う船長を振り切って、元NY市長のラムジーは別階にいる筈の娘とボーイフレンドの安否を確認して共に脱出する為に、ラムジーに賛同した数人を引き連れて大広間を出るのだったが・・・
【感想】 1972年製作のパニックアドベンチャー傑作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク。 ポセイドン・アドベンチャーでは神父だったが、本作では元NY市長になっている。宗教色を出すと「ダ・ヴィンチ・コード」のように世界中から叩かれると踏んだのか?まあ考え過ぎでしょうね(苦笑)
で、本作。 パニック映像がスゴイ迫力です。さすが最新映像技術!津波に呑み込まれて船が転覆→華やかなパーティー会場が一瞬にして地獄絵図に早変わりしていくまでの映像のスゴイ事と言ったら!! しかも本作、一応「メインキャラの紹介」はあるものの、映画が始まってものの20分程度で船が転覆しちゃいます。あっという間の出来事で、見てる観客も津波に呑み込まれてアタフタしちゃう程の速さです。
その後も次々と襲い掛かる難題。そのミッションを1つ解決するとまた次のミッション、の繰り返し。 まるでRPGゲームをやってるような感覚です。派手な映像と襲い掛かる恐怖と難題。それをクリアして行く度に1人ずつ参加者が脱落して行って、最後に誰が生き残るのか・・・
そんな訳で、キャラクターの描き込みやドラマ性はゼロです。←ん? 登場人物はゲームのコマでしかないですから、後は派手な映像とダンジョンクリアを目指して攻略していく様子を見ていれば万事OKな「お手軽アドベンチャー」という作りです。 上映時間が1時間半程度の短い作品なのですが、後30分上映時間を長くしても構わないから、もう少し人間ドラマの部分を掘り下げて見せてくれてもよかったんじゃないのか?という気がするんですがねぇ・・・
災害時の緊急バッテリーでもあるんだろうけど、それにしても転覆して電気系統が完全に海水に侵食、あるいは到る所で火災が発生しているあの状況下で、計器類がアソコまできちんと稼動するのは・・・72年版なら許されても、2006年の現代では誰もが「あり得ねーだろ」とツッコミ入れても仕方ありません。 小学生低学年程度であろう?ガキが、ギネスブック入り確実な程長時間潜水出来たり泳げたりしますし。 このガキは生き残ったらオリンピック強化合宿行き決定ですよ。(笑)
ま、こんな細かい事(でもないか?)にツッコミ入れるのもバカバカしいですね。 「ゲーム感覚で楽しむパニックアドベンチャー」としてはとんとん拍子に話が進むのでOKでしょう。 どうやら本作は、パニック映像だけで人間ドラマを見せるつもりは更々なさそうですから・・・(苦笑)
映画の内容とは関係ない(?)んですが、 カート・ラッセル演じる「元NY市長」の前職が「消防士」だったという設定には笑いました。これは「バックドラフト」に対するオマージュ・・・パロって遊んでるんでしょうか?(^-^; だったらエミー・ロッサムは「元NY市長の娘」役ではなく、「オペラ歌手」役としてカウントダウンパーティーで歌ってもらいたかったですよ(言わずと知れた「オペラ座の怪人」ネ!)・・・そこまでやったら調子に乗り過ぎですかね?(笑)
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