ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年12月13日(火) 7人のマッハ!!!!!!!

監督:パンナー・リットグライ
出演:ダン・チューボン
    ゲーサリン・エータワッタクン
    ピヤポン・ピウオン、他
オススメ度:☆☆☆


【あらすじ】
デュー刑事は麻薬王ヤン将軍を囮捜査で捕らえるものの、尊敬する部隊長を見殺しにしてしまう。失意の日々を送るデューを励まそうと、妹のニュイはトップアスリート達と共に地方慰問に誘った。
ところがデュー達が慰問に向かった村にヤン将軍を取り戻そうとする麻薬組織が包囲し、村人達を人質に首相にヤン将軍の解放を要求するのだった。


【感想】
「マッハ!!!!!!!!(2004.7.12鑑賞)」の大ヒットで気をよくしたタイ映画界が、「マッハにだけ稼がせてなるものか!」と送り出したノースタント・アクションムービー第二弾。
タイトルだけを見るといかにも「マッハ」の続編のように見えますが、ただノースタント・アクションというだけで、全く前作のマッハとは話の繋がりもなければ、マッハで主役を張ったトニー・ジャー君も出演していません。

要するに、「マッハ」の何がウケたのかをタイの方はよーーーくご存知なんですね。
ストーリーではなく、キャラクターの肉付けや設定でもなく、CG全盛の現代にわざわざ特撮&CGなしの生のアクションを楽しませる部分が、最も観客を魅了したんであろうと・・・

そういう意味では、
本作はアクションファンだったら☆5つの太鼓判な「フルスペック・アクション映画」と断言出来るでしょう。
ぴよも、もし「マッハ」を見ていなければ相当評価は高かっただろうと思うんですよ。

ですが、本作が「マッハ」の大ヒットという土壌を得て製作された作品だと知っていると、どうしても評価は低くなります。
少なくともアクションの質の高さも当然前作以上のモノを求めますが、それよりも「マッハで見せてくれた以上の質の高い脚本と展開の・・・『映画』としての質」すら求めてしまうのは、映画好きの常だと思うんです。
「所詮、二番煎じは二番煎じ」と言われないように、どれくらい工夫して楽しませてくれるんだろう?と期待するアクション映画ファンは多いんじゃないだろうかと推察する訳です。

で、本作ですが(←前振り長過ぎて、感想書く気力なくなっちゃったよぅ〜。苦笑)

確かにアクションシーンのスゴさに関して言えば、前作「マッハ」を遥かに凌ぐ素晴らしいモノでした。
この点に関して言えば、トニー・ジャー君はタイ・アクション界のいい踏み台にされちゃったんだネ、と同情の一つもしたくなるくらいの凄まじいアクションの畳み掛け状態でしたネ♪

ですが、それっきりの作品なんですわ。←お約束の吠え
前作を遥かに凌ぐ随分金が掛かった大掛かりな映画になっているのですが、ぴよには全然面白味を感じません。
映画冒頭の麻薬王を捕らえるまでのシーンでは相当期待させてもらったのに、結局は派手なアクションを延々と見せるだけの、内容カラッポのB級アクション作品に成り下がってしまいました。

そもそも「7人の」というタイトルになってるのに(これは邦題が悪いのか?)、主人公デュー刑事以外の6人についてのキャラクターの肉付けがほとんどないので、アクションが派手なヤツ7人を観客の皆さんで抽出して楽しんでネ♪みたいな状態になっちゃって、全くこの邦題の意味が判らない謎のB級(でもアクションは超A級)なアクション映画になっちゃってるってのは、どー評価すればいいと思う?(^-^;

少なくとも「映画」としては評価出来るモノではありませんねぇ(溜息)
ですが、この臨場感と迫力はきっと大スクリーンで楽しむ為のモノであって、自宅のDVDで再生して楽しむ質のモノではないというのは判るんですよ。

それだけに、脚本がクソだったのが忌々しい・・・
少なくとも「マッハ」程度の小さくまとまったショボイネタの方が、こういうアジア映画には似合ってると思う。

話が大きくなってもウケるのは、「ジャッキー・チェン」クラスまで役者本人にカリスマがなければいけないのですヨ!








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