監督:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー 出演:ブルース・ウィリス ミッキー・ローク クライヴ・オーウェン、他 オススメ度:☆☆☆☆−
【あらすじ】 裏切りと絶望の町「シン・シティ(罪の町)」で、ある夜3人の男が絶滅したハズの「愛」に出会う――凶悪な幼女連続殺人犯を追い続けて、ついに引退の夜を迎えたハーディガン刑事。屈強な体と全身に醜い傷を持ち、誰も近付こうとしない前科者のマーヴ。己の過去を捨てて娼婦街の自警者として夜をさまようドワイト。それぞれ過去に傷持つ男達が、自分を一時でも愛してくれた女の為に邪悪なモノに命懸けで立ち向かって行くのだ。
【感想】 またしてもアメコミ原作の映画化。ホントに最近アメコミの映画化多いっすね・・・ でも、本作は既存のアメコミ映画とは一味も二味も違います!
何しろ監督が「世界を背負って立つバカ監督ロバート・ロドリゲス」←ぴよ的に最大級の賛辞のつもりなんですが(^-^; そしてアメコミ原作者のフランク・ミラー氏の共同監督なんですヨ! よっぽどフランク・ミラー氏は本作に思い入れがあったんでしょうねぇ・・・って言うか、ロドリゲスの名前を聞いたらほとんどの映画好きさんは「あのロドの相棒バカ監督タラっち(クエンティン・タランティーノ)は?」と思うでしょ?
参加してますがな!ちゃっかりタラっちも某シーンの撮影監督として参加しちゃってますがな!!
そんな訳で、本作は「ロド&タラ@バカ映画で世界征服を本気で狙うおバカ監督コンビ」、もしくはアメコミが大好きな方以外にはほとんど薦めるつもりはありません。 真面目に映画を批評して名作を追い続ける方には絶対に大不評だと太鼓判が押せます。(^-^;
全編モノクロ映像なんだけど、赤だけだったり瞳の色だけだったりを彩色しています。 コレがアメコミの世界観を効果的に見せているし、作品全編にトグロ巻いてるエグいシーンを上手に緩和している。 映画の展開としては3つの話をオムニバスっぽく見せているんだけど、同じ町(シン・シティ)で起こった出来事なので、最終的に微妙にキャラクターが繋がっているという・・・まあ最近よくある「いかにもオムニバス群像劇」な作り。
ま、作品の説明なんてどーでもいいや。←をい とにかくすんごい映画なんですよ!笑う!笑う!笑って笑ってどーしよーもないですわっ!!
ピンで主役張れる役者がジャンジャン無駄遣いされてるんだけど、こーいう役者の使い方を平気で出来るのは、やっぱり世界制服を狙うバカ監督ロドの力量としかいいようがないでしょう! 逆にロド&フランク・ミラー氏&タラのゴールデントリオじゃなかったら、これだけの役者は揃えられなかったヨ。
ぴよは出演俳優の中では特にベニチオ・デル・トロの大ファンなんだけど・・・もうベニチオったら最高だったヨ!! 額に××が刺さった瞬間の「あぅっ」って表情なんて、劇場で見てるから声出しちゃダメって自戒してたにも関わらず、思わず「プーーーーッ!」って噴出しちゃったぢゃんかー! 後、ミッキー・ロークはこの作品で蘇ったネ。スゴイよ。カッコいいよ♪ それからカッコいいと言えばクライヴ・オーウェン。彼の事は今までそんなに興味なかったんだけど、この作品の彼はとってもセクシーでステキだったなぁ♪ダークヒーローが意外にお似合いなのネ♪
でも一番スゴかったのはイライジャ・ウッドかもしんない・・・ファンの方が見たらショック死するかも(苦笑)
とにかくバンバンビシバシエグエグ映像の連発。 ダメな人は絶対に受け付けない世界だと思うけど、ハマったら最強ですヨ♪ エグエグ映像なのに、すっごくキレイで楽しいんですよ・・・コレはまさしくロド&タラの真骨頂! 一部のマニアなファンだけにオススメします♪既存のアメコミ映画には絶対になかった映像世界!
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