ぴよの映画めった斬りコーナー
ぴよが見た新作映画・ビデオ・DVDを個人的趣味でぶった斬るコーナー
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【ネタバレも含んでますので注意してねん♪】

2005年07月28日(木) バットマン ビギンズ

監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール
    マイケル・ケイン    
    リーアム・ニーソン、他
オススメ度:☆☆☆☆+


【あらすじ】
ゴッサム・シティの大富豪の御曹司として少年時代を送っていたブルース・ウェインの幸せな日々は、ある日強盗に襲われて目の前で両親が殺害されるという悲劇によって一変した。悲劇の原因を自分が作ってしまったという罪悪感、犯人への復讐心、様々な思いが交錯するブルースは、悪を絶ち己の恐怖心に打ち勝つ為に世界を放浪。ヒマラヤ奥地で出会った謎の男・デュカードに師事し、心身を鍛えて不正と闘う事を心に誓ったブルースだったが・・・


【感想】
バットマン・シリーズ第5作は、今までの話の前「どうしてバットマンが世の中に登場したのか?」というネタ・・・と言いたいトコロだけど、実際は「今新しいバットマン・シリーズが始まった」と考えていいと思う。
(前作で両親を殺害した犯人はジョーカーだったけど、今作では通りすがりの強盗になってますし)
実は公開前から相当楽しみにしてたクセに、いざ公開されるとなかなか見に行けず。気付いたら今週金曜で公開終了しちゃうやんかー!てな訳で、最後のレディースデーに駆け込みで鑑賞。(^-^;

いやぁ〜・・・コレ、劇場で見ておいて本当によかったっすよ!
ぴよは過去のバットマンシリーズは1〜3まで見てるんだけど、本作が一番出来がよかったですねー♪

そもそもアメコミの映画化だから、どこか滑稽で「んな事ある訳ないやんけ」というツッコミが多いのはお約束、と誰もが思って見ていると思うんだけど・・・本作のスゴイのはキャラクターの肉付けがしっかりしていて心情部分の掘り下げと見せ方が丁寧で絶妙な事、それによって「バットマン」というキャラクターに凄くリアリティが出て「超人ではない、普通の悩みを抱える人間でありながらヒーロー」という、血の通ったキャラクターが生まれたという事でしょう。

バットマンは何故「コウモリ」じゃなきゃいけなかったの?
いくら金持ちだからって、あの飛び道具や車ってのはどこから調達してんだよ?
どうして親を殺された事が「復讐」ではなく「悪の根絶と町の再生」に方向転換しちゃった訳?

今までのバットマンシリーズで誰もがツッコミを入れてたであろうこれらの疑問が、本作で破綻する事無く観客が最も気持ちよく納得出来る形と演出で、実に見事に解決されていると思う。

小さなセリフ回しの一つ一つがまたステキでねー♪
ブルースのパパが「何故転落したのか?それは・・・」と語る話、そして何より執事のアルフレッドがブルースに暖かい眼差しで語る「Never(決して)」という言葉。
短いセリフだけど、どれだけブルースが周囲から愛されて育ったのか。どれだけブルースとの信頼関係と心の結束が確かなものなのかを端的に表現する、素晴らしいシーンだったと思う。

渡辺謙サンが出演するという事ですごく期待してたんだけど、思ったより出演シーンが少なくてがっかり・・・でも短い出演シーンにも関わらず、彼の演技と存在感は充分アピール出来ていたと思うな。
それに本作、とにかく脇を固める役者達が余りに豪華過ぎて・・・これでは謙サンの出演シーンがあれだけでも致し方ないと言うしかない。むしろあれだけの豪華キャストの中に入っても臆する事無く、強烈にして謎めいた存在感を観客にアピールした謙サンは素晴らしかったと思いますヨ。

上映時間2時間超え(2時間半近い?)という長い作品ですが、ぴよは全く飽きる事無く楽しませてもらえましたネ。
最後に「ジョーカー」を出して来るトコロもソツがなくていい感じだし・・・勿論これは続編が出来るのよね?

「新生・バットマンシリーズ」の今後が楽しみです♪劇場公開を見逃した方はDVDが出たら是非!!







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