監督:キム・ウンスク 出演:ソン・スンホン キム・ハヌル イ・ソンジェ、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 ウソンは尊敬する先輩ジュンヒョンと彼の仲間達と共に、念願のアラスカ・アシアク登山に参加した。ところが途中で猛吹雪に襲われて仲間とはぐれ、ウソンとジュンヒョンの2人が取り残されてしまう。足を負傷して動けなくなったジュンヒョンは、失った今も尚愛し続ける過去の女性の事を語り出した。ところがその女性は、ウソンが幼い頃からずっと思い続けて来たギョンミだったのだ。
【感想】 「秋の童話」「夏の香り」等の「四季シリーズ」に出演して大ブレイクしたソン・スンホン出演作品。 ちなみに四季シリーズは「冬ソナ」しか見てないぴよは、ソン・スンホン君を全く知らないと言っていいですわ。言わなくてもいい事だけど・・・彼に関する情報で知ってる事と言えば、兵役逃れが発覚して現在兵役中だという事くらいか(^-^;
話は1人の女性を巡って2人の男が絡む「三角関係」ネタなんですが、映画の柱としてアシアク登山中に遭難するという状況が展開しながら、所々でウソンとギョンミがそれぞれ回想するシーンが入り込むという見せ方をしています。 本作のような時系列をバラバラにして回想シーンを挿入する事で、登場人物の背景や人間関係を見せるという手法、最近すごくよく目にするんですが・・・わざわざ判りにくくする事で映画の演出としてより効果的な場合と、逆にやらなくてもいいのに手の込んだ演出をしたが為に話の流れがブチブチと切れてダレてしまう場合がありますよね。
まあ、ぶっちゃけ言うと本作は後者の部類でしたわ(苦笑) 映画がかなり進むまで3人の関係が見えない。判らない。お互いの置かれた立場も現在の状況も見えない。 もっとも現在何故この2人がアシアク登山をしているのか?というのは、この映画のキモにもなると思うので説明がなくて当たり前なんですが、それにしても見せ方が稚拙と言うか判りにくいと言うか・・・
どこでロケしたんでしょうか?かなり過酷な雪山で撮影されているみたいなんですが、肝心の超危険ゾーンのシーンでバックがカキワリ(絵で描いた背景)みたいなショボいCG?だったので軽く萎えましたがな(^-^;
結局何が言いたいんだか判んない話で、でも無理矢理ファンを泣かせよう!ってシーン繋いでて、ヒロイン役のキム・ハヌル嬢が初めてベッドシーンに臨んだ!ってネタが話題だったらしいんですが、「儒教の国だから露出はホドホドにネ♪」てな具合で「絶対に乳だけは出さねー!」という心意気だけが伝わるベッドシーンで(←何言ってんだか。苦笑)
何が切ないんだか見終わった今もさっぱり判らないんですが、きっとファンの方が見たら何かが切ないんでしょう。 ファンでも何でもないぴよは、切なくも悲しくもなく、そして面白くもなかったっす(^-^;
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