監督:ベニー・チャン 出演:ジャッキー・チェン ニコラス・ツェー ダニエル・ウー、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 ゲーム感覚で銀行を襲った集団のアジトを突き止めた香港警察特捜部のチャン警部は、「3時間以内に逮捕する」と豪語して部下を引き連れ乗り込んだ。ところが彼らの周到な罠にハマリ、チャン以外の部下全てを失うハメになってしまう。失意のどん底のチャンは休職、それから1年経ってもチャンは飲んだくれて自分を許せないでいた。そこへ「新しくチャンの相棒に任命された」という新米巡査シウホンが現れて・・・
【感想】 ジャッキー・チェン主演最新作ですよぉーん♪ しかも今作は、ジャッキーが英皇集團と共同で設立したJCE(ジャッキー・チェン・エンペラー)ムービーズの第一回作品という記念すべき作品でもある訳です。ジャッキーファンの方ならよもや見逃す訳ないっすよネ?(^-^) ちなみに、本作と同名タイトル「ポリス・アカデミー/香港国際警察」という映画が85年に製作されています。 当然ですけどぴよは劇場公開当時に映画館に足を運んでいますヨ♪クライマックスのデパートの吹き抜け電飾を滑り降りるシーンは、今思い出しても身震いするくらいジャッキーったらカッコ良かったワ♪←バカ
さて、そんなジャッキー好き♪好き♪ぴよの感想なので、ジャッキーファンじゃない方は参考にしないで下さいネ! ・・・と、注釈を軽く入れたトコロで(笑)
本作、ジャッキー映画なのに、ジャッキーがかなりやられまくっちゃってます。 映画冒頭から飲んだくれて吐いて潰れてだらしない姿を散々見せ付けられてちょっぴりガックリ来ます(薄涙) しかも、どーしてぴよのジャッキー様がこんな状態になってるの?という回想シーンでは、ジャッキーファンを打ちのめすようなとんでもない展開が待っています。あの天下無敵のジャッキーが、泣きながら土下座しているんですっ!!
それに、ジャッキー映画の魅力ってのは「アクション+おちゃらけシーン」だと思ってたのに、本作は物凄くストイックな作りでいつものジャッキー作品の特徴とも言える「プププッ」なシーンは皆無、加えて言わせてもらうとジャッキーファンなら誰もが楽しみにしてる(よね?)「ジャッキー全裸orケツ見せ」シーンすらないんですよっ! どーしてなのっ!?どーしてジャッキーったらケツ見せてくんないのっ!?←何か間違ってます?(苦笑)
しかしながら、本作は今までの「ジャッキーの見せ場アクションシーンさえあれば、脚本なんてどーでもいい」という作りとは一味も二味も違う、ストーリー部分だけでも充分見応えのある作りに仕上がっていて、これは全く予想してなかっただけに嬉しい誤算でした。
加えて言えば、今作のジャッキーはすんごくアクションを頑張ってる! ここんとこCG使いまくりで「なんだかなぁ」だったジャッキーですが、今作は本格アクションで最初から最後まで押し通してくれて、かつて全盛期時代にワクワクさせてくれた大物アクションから手技足技を駆使した細かいアクションまで、往年のファンも大満足なアクションシーンに仕上がってましたヨ!
この映画の魅力は脇役俳優の豪華?なラインナップもその一つ。 ジャッキーの相棒、新人巡査シウホン役のニコラス・ツェー君は反町君をアイドルちっくにしたような美少年だし、犯罪集団のボスキャラ「バカ息子ジョー」を演じるダニエル・ウー君は小泉孝太郎(首相の息子)にしか見えない(爆) コータローにしか見えないんだけど、演技はすんごいウマい!・・・いや、コータローが大根とかそーいう訳では(苦笑)
犯罪者側の心理、それを追う側のジャッキーサイドの描き込み、アクション、展開、そして誰もが気にするであろうシウホン君ネタに対するオチ、どれを取ってもキレイに着地点をキメている、アクション先行映画とは思えない質の高い作品に仕上がっていると思います♪
難を言えば、やっぱりジャッキーの恋愛ネタはぎこちなくて浮いてしまうという事。 それからジャッキーファン以外はなかなかこの映画を金払って見てくれないって事ですかねぇ・・・(^-^;
でも、今までジャッキーのアクション映画を敬遠していた方にも是非勧めたい作品なんですよ!ホントにっ!!
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