監督:ポール・マクギガン 出演:ジョシュ・ハートネット ダイアン・クルーガー ローズ・バーン、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 広告会社に勤めるマシューは、彼女との結婚を控えてNYから故郷のシカゴに戻って来た。とあるレストランでマシューは思いがけない人物を見かけた。それは2年前に出会いたちまち恋に落ちたものの、ある日突然姿を消した元恋人リサだった。リサへの思いが断ち切れないでいたマシューは、翌日の中国出張をキャンセルしてリサの足跡を辿り、ようやくアパートを探し出したと喜んだのも束の間、そこにいたのは同名の全く別人の女性だったのだが・・・
【感想】 「パールハーバー」「プラックホーク・ダウン」等に出演して固定ファンも多いジョシュ・ハーネット主演最新作。 個人的にはジョシュは「ブラックホーク・ダウン」以降パッとした作品に出てないなぁ〜って気がするんですが、気のせいなんでしょうか?(ファンの方、ここは読み飛ばしましょう。苦笑) マシューの元恋人リサ役をダイアン・クルーガー、謎多き女性アレックスを演じるのはローズ・バーン・・・って、余りメジャーな役者さんが出てませんネ。ちなみにマシューの親友ルークを演じているのは「スクービー・ドゥー」シリーズのシャギー役で御馴染みのマシュー・リラードです。 実は「どっかで見た顔だけど何に出てたっけなぁ?」と思ってたんだよね。公式サイト見てよーやく判ったワ(^-^;
前振りが長くなりましたが、本作。
簡単に言えば「ちょっとサスペンスちっくな純愛ストーリー」とでも言うんでしょうかね? 非常に手の込んだ作りをしていましてネ。映画が始まってしばらくは誰がどーいう役回りで、何が起こってんだかさっぱりわかんなくて非常に戸惑ったんですが、話が進んで来ると次第にエピソードの時系列や人間関係が判ってくる。だから最終的にはどんなアホでも理解出来るようには作られています。
個人的にはトリッキーな脚本というのはかなり大歓迎なクチなんですが、本作に関して言わせてもらうと・・・
イライラするんぢゃ!(怒)
あー。赤太文字使うの久し振りかもー♪ ←喜んでる場合ぢゃないでしょーが(^-^;
トリッキーな展開は決して悪い訳じゃないんですよ。 映画前半の何気ないシーンが、話が佳境に入ってから次々と「あのシーンがココに来るんだぁー!」「へぇ〜!」みたいなお楽しみ種明かしシーンとして効果的に使われていたと思いますしネ。
ただ、根本的にかったるくて面白くないんだ。←吠え 演出?脚本?に問題があると思うんだけど、映画導入部のキャラと背景の見せ方が余りにも説明不足と言うか、観客に提示するネタの見せ方が稚拙過ぎて、観客が導入部分で退屈して飽きちゃうんですヨ(苦笑) 更に本来なら観客を唸らせる、観客の共感を得なければいけないハズのこの作品のキーマンに魅力がなさ過ぎる。 キーマンのキャラに魅力を感じない作品は、観客が納得出来ないし見ても楽しめない。
見せ方やキャラクターの作り方によってはかなり面白くなるハズのネタだと思うのに、どーしてこんなにつまんないB級作品になっちゃったんだか・・・
ジョシュ、結構いい役者だと思うんだけどなぁ〜・・・出演作品をもーちょっと選びましょうヨ(^-^;
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