監督:ジョージ・アーミテイジ 出演:オーウェン・ウィルソン モーガン・フリーマン サラ・フォスター、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 自分の運気を変える(という言い訳で)ハワイのノース・ショアまで流れてきた小悪党のジャック。何とか建築の仕事にありつくものの現場監督と諍いを起こしてクビになり、空き巣強盗をして小銭を稼いでいた。そんなジャックを地元の名士である判事のウォルターが拾ってくれて、彼の経営するロッジで下働きの職を得た。時同じくして知り合ったセクシー美女ナンシーに惚れ込んだジャックに、悪党の愛人をしているナンシーはとある大儲けの話を持ち込むのだが・・・
【感想】 ぴよのお気に入り俳優オーウェン・ウィルソン主演の新作コメディ。共演が結構豪華で、相方の美女ナンシー役を演じるサラ・フォスターは余りよく知りません(つーか全く知らない)が、判事ウォルター役をモーガン・フリーマン、他にもゲイリー・シニーズやチャーリー・シーン等、過去輝かしい実績を持つ名優達を取り揃えていてなかなか話題に・・・
なりそうなのに、全くマスコミで紹介されている様子がないのは何故でしょう?(^-^; 名古屋では先週土曜日から公開されているのですが、市内で上映してるのはシネコン1館だけで、しかもモーニングショーとレイトーショーの2回だけ。試写会なんてトーゼンやらなかったし、たまたまネットで調べなかったら間違いなく見落としていたであろう。そして公開3日目に見に行って観客はぴよを入れて11人←ちゃんと数えちゃったヨ! ついでに言うと、日本語公式サイトすら作られてませんもの。配給会社の売る気のなさが伺えます(涙)
それもそのハズ、話がクソでした(爆) カテゴリとしては「トリック・コメディ」とでも言うんでしょうかねぇ?一応どんでん返しがウリなるハズの作品なんだろうと思うのですが(確かにどんでん返しはありますが)、どんでん返しモノが面白いのは「タネ明かしした時に観客があっと驚く」事、そして「なーるーほーどー!」とスッキリするからだよね?
種明かしされて「は?え?何が?どーして?」というどんでん返しというのはどうでしょう?(^-^; スッキリするドコロか混乱して何がどーだったのか訳わかんなくなっちゃうってのは・・・コメディだから?(をい)
大一番のネタの展開が完全に破綻してんだよね。それが配給会社にこの作品の日本語公式サイトを作る気を失せさせた理由になったんではないかと推察する訳ですが(をい)、余りにクライマックスのオチに対する説明不足な事に加えて、途中でモーガン・フリーマンに意味深なセリフを語らせるんだけど(オチに絡む重要な意味を持たせたつもりなんだろう)、これが全く生きてない・・・っつーか完全に死んでるし(苦笑) 更に極め付けに、ムダなキャラ(はっきり言うけどボブの事ネ)を差し込む事で余計に説明と辻褄が付かなくなっちゃってるっつーのは、脚本の出来が悪過ぎるとしか言いようがない。
まー・・斬りまくりですがねぇ、 オーウェンはやっぱ憎めないヤツなんですよ。結構シャレたセリフもあってコソコソ笑わせてくれるしさ、彼のイメージに程よく合ってるショボイ小悪党キャラもお似合いだしさ、楽しそうに「オレ様独壇場のコメディ〜♪」と言わんばかりに生き生きと演じてる姿見れただけでも、ぴよは結構楽しかったしさ。
それにしても一番判らないのは「何故、この映画の舞台はハワイなのか?」 特にハワイにする必要性は感じないんですがネ・・・もしかして、モーガン・フリーマン@重鎮にオファーかけたら「出てやってもいいけど、オレその時期はハワイでバカンス休暇の予定なんだよネ。あ、だったら舞台ハワイにしてくんない?それだったら出てやってもいいヨ♪」程度のノリだったんでしょうか?(^-^;
それくらいお気楽な作品って事で・・・ぶっちゃけオーウェンorモーガンファン以外は見る意味ないかも(涙)
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