監督:ジョナサン・ヘンズリー 出演:トム・ジェーン ジョン・トラボルタ ウィル・パットン、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 麻薬組織壊滅の為に潜入捜査をしていたFBI捜査官のフランク。ある取引で捕り物になり、犯人の一人が死亡した。実は死んだのはフロリダ裏社会の大ボス・セイントの息子だったのだ。報復の為に息子の死の原因になったフランク一家を皆殺しにしたつもりのセイントだったが、フランクは一命を取り留めていたのだ。それから5ヵ月後、法の下ではセイントが裁けないと悟ったフランクは自らが立ち上がり、そしてセイントに制裁を加える事を誓ったのだ。
【感想】 1974年に発表されたマーヴェル・コミックのダークヒーロー「パニッシャー」の映画化。 マーヴェル・コミックと言えば「スパイダーマン」がお馴染みの王道アメコミ雑誌ですが、スパイダーマンの大当たりに気を良くしたハリウッドが、次々似たりよったりのアメコミヒーローをスクリーン化して2匹目のどじょうを狙おうとしてコケまくる、本作もそんな1つとして埋もれていくのか!?(コラ) ちなみに本作、1989年に1度同名タイトルで映画化(製作はオーストラリア)されたもののリメイクらしい?
主演の「トム・ジェーン」さんという方をぴよはあまり記憶してなかったんですが、どーやら過去見た映画のあちらこちらにチョロチョロとご出演あそばされていたよーです。(つい最近見た作品だと『クリスティーナの好きなコト』とか) 映画のチラシ等を見ると、どーしてもジョン・トラボルタが前面に出てしまいますが、これがどーして!トム・ジェーン様はなかなかいいカラダしててカッコいいんですヨ♪←いきなり「様」呼ばわりしてるし(笑) んで、ジョン・トラボルタは歳を食うにつれて悪役が板に付いた顔になって来ている。素晴らしい♪(何が?苦笑)
内容がねー、コレねー・・・B級映画好きにはたまらない作りになってましたねー♪ とりあえずたぶん鳴り物入りの一作なんだろう?派手な銃撃戦や爆薬多用の金かかった作りになってるんですけどネ、もうどーにもこーにも笑って笑って仕方ない・・しかもどーやら大真面目に作ってるらしいからスゴイんですよ!
ひとまずトム・ジェーン様演じるフランク氏、ご本人の言い分として「これは復讐ではない。制裁なのだぁ!」と熱く語って下さいますが、なんのなんの!どー見てもただの復讐劇でしかありませんから♪ (ひとまずここらできちんと笑っておかないと後が着いて行けなくなっちゃうからネ)
その後も「すごーく熱くて、熱過ぎると人間って冷たく感じちゃうんだヨ」的お茶目な拷問←意味は映画見れば判る 全く話の筋には不必要な存在なんだけど、何かコミカルで妙にぴよの気を引くデブと根暗青年のコンビ。 そしてオイシイ1対1の対決は「荒野の決闘」よろしく西部劇チックなガン・ファイト。 クライマックスの車と屋敷が燃えた後の俯瞰映像なんて、爆笑以外のナニモノでもないゾ! きっとこのマーク(映画見たら判るからぁ〜)、今後フランクのトレードマークになるんだよネ?そーなのネ?(^-^)
更にスゴイのはネ、 「オレをパニッシャー(制裁者)と呼んでおくれー」と自己紹介してシメ。 自己紹介ですか・・・よーするに、この映画ってあくまでも続編作る事を念頭に置いて、まずはパニッシャー君が誕生するまでの出来事をご紹介しましょう♪という映画だという事なんだよね?そーなんだよネ?
言わせてもらうけどね、この映画見た人のたぶん6割以上が酷評すると思うよ(^-^; でもB級アクションが大好きで、観客のウケ狙ってんじゃなくて「本気で作ってるのに(だからこそ)大笑い出来るバカ映画」が大好きなキワモノ好きなみなさん! この映画は絶対に見逃してはいけません!久々の大ヒットB級バカ映画(しかもプチ大物)の登場です!!(爆)
ま、褒めちぎった割りに評価が低いのは・・・話自体にはそれ程面白味がなかったから、という事で♪(こらこら)
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