監督:イー・ツーイェン 出演:チェン・ボーリン グイ・ルンメイ リャン・シューホイ、他 オススメ度:☆☆☆+
【あらすじ】 17歳の女子高生モン・クーロウとリン・ユエチェンの2人は大の仲良し。ある日リンが水泳部のチャン・シーハオに恋しているとモンに語り、自分の代わりにチャンに気持ちを伝えて欲しいと頼まれた。モンがチャンにそれを伝えると逆にチャンはモンに興味を持ち、モンに付き合って欲しいと言うのだ。これを機に3人の関係は微妙に変化して言ったのだが、実はモンには人に言えない秘密があったのだ。
【感想】 2002年台湾映画。中国映画や香港映画は結構見るけど、台湾映画って実はほとんど見た事ないのかも? てな訳で出演してる役者の名前も顔も全く記憶にないなぁ・・と思ってたら、ロン・クーロウ役のグイ・ルンメイちゃんもチャン・シーハオ役のチェン・ボーリン君も本作でスクリーンデビューの新人さんでした。 チェン・ボーリン君、甘いマスクとはにかんだ笑顔がちょっと妻夫木クン似で猛烈にカワイイです♪今後注目♪
タイトルからして甘く切ないラブストーリーだろーな、とアタリを付けてましたが、思った通り20〜30年前くらいの少女漫画にありそうな(もっとも最近の少女漫画を読んでないからどれくらい昔と違うのかわかんねーよ)カワイイ高校生の初恋物語を初々しく見せるという、恐ろしい程爽やかな青春恋愛モノでした。
深夜の学校のプール、教室、体育館の落書き、放課後の街路樹が影を落とす歩道、海辺のデート・・・何もかもが学生時代が遠い昔になってしまったおばちゃんのノスタルジックを刺激しまくり「あぁ、ぴよにもこんな時代があったのだなぁ」と懐かしいような切ないような、どこかくすぐったい気持ちでいっぱいになり・・・
ちょっと待て。 ぴよにはこんなカワイイ恋愛経験はありませんて(薄涙)
それにしても、台湾の高校生は今でもノートに好きな人の名前を延々書いておまじないしたりしてるんでしょうか? 今の日本の17歳女子高生の実態を知りませんが、少なくともイマドキの日本の高校生でここまでウブなのはあまりないんじゃないだろうかと思うんだけどな。ぴよが子供の頃にも「ボールペン一本、インクがなくなるまで好きな人の名前を書き続けると両思いになれる」という遊びがありましたが、それって小学校の頃の事ですぜ? ぴよが小学生だったのって何十年前だと思ってるんだい!口のするのも憚られるくらい昔だぞよ(爆)
という訳で、この作品が今の高校生にどれくらい共感を持って迎えられるのかは疑問ですが、少なくとも遠い遠い昔に高校生をやっていたという御仁ならば「こんな時代がアタシにもあったのよねー」くらいは思うハズ。 実際はこんな経験皆無だったとしても、意味もなく自分の学生時代はこの映画の主人公のようにピュアで可愛かったと誰もが思いたいのさ(笑)
ただの3角関係になる男女のありきたりな話かと思ったら、意外な展開になるんですが、まあこの年齢の女の子にはこーいうのもアリかな?と思わせるよーなカワイイもんでした。 きっと後3年もすりゃーモン・クーロウちゃんも茶髪・巻き髪になってケツ振りながら男をアゴで使ってぶいぶい言わせてるでしょうし、チャン・シーハオ君は高校時代の切ないキスなんて頭の片隅にも残らず、その甘いルックスをフル活用して女食いまくってる事でしょう(コラ)
そんな世間ズレする前の、カワイイカワイイ初恋のお話。
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