2004年04月06日(火) |
恋人はスナイパー <劇場版> |
監督:六車俊治 出演:内村光良 水野美紀 いかりや長介、他 オススメ度:☆☆−
【あらすじ】 日本国内で謎の狙撃事件が頻発。数日後、内閣総理大臣宛てに国際犯罪組織「1211」からの脅迫電話がかかって来た。「日本国民1億3千万人を誘拐した」身代金の要求額は5千億円。 政府は事件解決のため、かつて1211の一員で現在は香港の刑務所で250年の終身刑に服役している、伝説のスナイパー「ウォン・カイコー」を呼び寄せたのだが・・・
【感想】 テレビ朝日系列で2度に渡り、特番形式で放送されたドラマ「恋人はスナイパー」の劇場公開版。 西村京太郎氏著「華麗なる誘拐」を原作に、「踊る大捜査線シリーズ」の脚本を手掛ける君塚良一氏が脚本を担当、キャストもTVドラマシリーズから引き続き内村光良&水野美紀コンビに加え、先日惜しくも亡くなったいかりや長介氏、TV版パート2に参加の中村獅童他、豪華キャストを布陣。
ぴよはTVシリーズ未見ですが(こんなんばっかですいませんねぇ)、TV版を見ていなくても人間関係は大体わかるようにはなっていると思います。・・・ま、そんな事はどーでもいいです。(をい)
とにかく設定や展開がハチャメチャです。(^-^; まずからして、いくら日本の危機だからといって香港で懲役250年の終身刑になってる国際犯罪者が、いとも簡単に日本に連れて来れるハズがありませんからねぇ・・・って、それ言っちゃったらこの映画が成り立たなくなっちゃうから、ここだけは目をつぶるとして。
何故か地下鉄爆破の日時や場所、更にはクライマックスシーンの狙撃ポイントがいともアッサリ判っちゃったり、 時限爆弾を仕掛けておけば済むのをわざわざ爆弾を狙撃して爆発させる事にしてたり、 黒幕のオフィス?に簡単に入り込めちゃったり(まずからして黒幕が簡単に判り過ぎだし!)、 拳銃持ってるのに何故かわざわざカンフーアクション(しかもヘタクソ)で肉弾戦しちゃったり、
イケてなさ過ぎ!
・・・はぁ〜。久々に赤文字使っちゃったぁ。 ま、設定や展開が破綻しまくってても何故か面白い映画ってあるんですよネ♪ これがまたさぁ。
話もつまんないと来てるから手に負えない。(あははははー)
とりあえずぴよが寝ないでこの作品を最後まで見れたのは、兎にも角にも故・いかりや長介氏が出演していたから、というただ1点だけと言っても過言じゃーないです。はい。
この作品がいかりや氏の遺作になってしまったという事・・・ですよね? うーん。これが遺作ではいかりや氏が余りに気の毒ですが(無茶苦茶言ってる?)、彼のセリフが結構聞き取りにくかったんですわ。かなり声がしゃがれてて、いかりや氏が出て来るたびに「やっぱりちょっと顔色悪いかも・・」とか、「セリフが聞き取りにくいのって、やっぱり病状が悪化してたからよねぇ」とか、そんなトコロばっかり気になって、まるで話の内容度外視していかりや氏ばっかり見てた自分ってどーなんでしょ。(^-^;
でもこの作品見た人のほとんどが、きっとぴよと同じくいかりや氏ばっかり追っちゃうと思うもん。 そんな映画になっちゃっても仕方ないと思うの。 だって、いかりや氏って「8時だよ!全員集合」世代のぴよにとって、本当に特別思い入れのある人なんですもの。
逆に言えば、いかりや氏が出てなかったらほとんど見る意味ないって事なんだけどサ。(苦笑)
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