2004年03月13日(土) |
ペイチェック 消された記憶 |
監督:ジョン・ウー 出演:ベン・アフレック ユマ・サーマン アーロン・エッカート、他 オススメ度:☆☆☆☆
【あらすじ】 情報化社会が益々進んだ近未来、マイケル・ジェニングスはフリーのコンピューター・エンジニアとしてハイテク企業の開発部を渡り歩き、秘密保持の為に多額の報酬と引き換えに開発期間中の記憶を抹消するという手続きを繰り返していた。 100億円という巨額の報酬の代わりに今までにない3年という長期間の仕事を引き受けたマイケルだったが、仕事終了後記憶を消された彼が手にしたのは19個のガラクタとFBIに追われる自分だった。3年間に一体何があったのか!?
【感想】 「マイノリティ・リポート」の原作等で知られるフィリップ・K・ディックの短編の映画化。 そんな事より、ジョン・ウー映画ですよーん♪ぴよはね、誰が罵ろうがジョン・ウーの白い鳩が好きなの♪(笑)
さて、ノッケから言わせてもらいますが、この映画はぴよ的に大当たりの部類です! 最近少々精彩を欠いたか?と思っていたウーちゃん、今回はキッチリ決めてくれました!! ガキが喜びそうなオモチャみたいな設定や展開だとか、有り得ねー話だとか、言いたいヤツには言わせとけ!今作はウーちゃんのお楽しみがてんこ盛りの「ウーちゃんファンお待たせしました」モードばりばりですぜ♪
この際だから言っちゃいましょう。 「白い鳩」飛びます♪ しかもすんげー緊迫感のあるシーンで思いっきり飛びます♪ もうこれだけでぴよは「あぁ、この映画見てよかった」と思っちゃったね。(マジだぜ)
ネタはサスペンスちっくですが決してサスペンスとは言い難く、尚且つゲームみたいな楽しい作りしてます。 19個の小道具(正確には20個)がどういう使われ方をしているのか、というのが映画のツボなんでしょうけど、ここらはどんなにサスペンス好きでもまるで予測不可能なので(隠された20個目の小道具が何なのかは誰でも察しが付きますが)、この作品はサスペンスや小道具の謎解きを楽しむのではなく、どーやってマイケルが真相に辿り着くのかを観客が「傍観者」として楽しむ仕様になってるんだと思います。
アクションシーンや派手な爆破シーンもソツがなく、カメラワークもウーちゃんお得意の「ぐるりとカメラ回して一気に引いて俯瞰する」だったり「主人公の視点で絵をパッパと切り替える」だったり、東洋ちっくな棒術アクションや爆破付きテクニカルなカーチェイスシーンも網羅してくれて、ホントにウーちゃんファン大喜びなステキ仕様がてんこ盛り!!
難を言うと、ユマ・サーマンだ。 彼女はヒロインになれるタイプの女ぢゃーないんだヨ。男に一目惚れされる面ぢゃーないんだヨ!(をいをい・・・) 少なくともベン・アフレックの相方としては余りに老け過ぎてて可愛げがない。 ユマっちがお色気ムンムン衣装で上目遣いに微笑むシーンなんて、「これは笑うトコロですか?」って心の中でそっとつぶやいちゃったりしたけどネ。(^_^;)
まあ、何はともあれぴよ的には大満足の一作です。 久々にウーちゃんらしさがてんこ盛りで・・・つーか、白い鳩だよ。これに尽きるんだよ!(爆)
|