監督:クラーク・ジョンソン 出演:サミュエル・L・ジャクソン コリン・ファレル ミシェル・ロドリゲス、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 ロス市警のS.W.A.T.(特殊狙撃部隊)の隊員ストリートは、相棒ギャンブルの無謀な行動により武器庫係に降格、ギャンブルは警察を去って行った。それから半年後、巡査部長のホンドによってS.W.A.Tに復帰した。 時同じくしてたまたま国際手配中の麻薬王アレックスが逮捕され、アレックスの護送任務に就いたストリート達だったが、マスコミの前で「俺を逃がしたら1億ドルやる」と宣言した事で、ロス中の腕利きのワル達がストリート達の護送チームに襲い掛かって来たのだ。その中に、かつての相棒ギャンブルの姿もあったのだ・・・
【感想】 1970年代にアメリカで大ヒットしたアクションドラマの映画化。主演にサミュエル・L・ジャクソンと、今飛ぶ鳥を落とす勢いの若手俳優コリン・ファレル@眉毛太いって〜!が共演の話題の一作。 ・・・だったのに、劇場公開時に見落としてたのねーん。意外と話題作を見落としがちなぴよです(^_^;) てな訳で、DVDレンタルして来てようやく鑑賞。
S.W.A.T.ってのは、よく強盗立て篭もりやハイジャック事件の際、わらわらと現場を取り囲んでいる狙撃部隊の事。 刑事ドラマモノのアクション映画には必ず一山100円のように群れていて、観客は誰1人として目にも留めない存在の彼らにスポットを当てているというのが、新鮮なアプローチと言えるんでしょう。
話は武器庫係からS.W.A.T.にストリートが復帰するまでが前半、後半が予告編でよく流れてた「俺を逃がしたら1億ドル♪」と吠える麻薬王絡みのエピソード。 一応後半のエピソードに繋がるネタが前半に散りばめられてあって、ソツのない脚本になってると思います。 弾丸乱れ飛ぶ銃撃シーンや派手に吹っ飛ぶ爆破シーンもソツがなく(言い換えれば目新しさはなく)、軽妙でワクドキ感を煽るBGMや挿入曲も、観客がきちんと楽しめれるようにアレンジされててお上手です。
まあ、でもそれだけなんだなー(^_^;) エピソード盛り込み過ぎね。盛り込み過ぎと言うよりも、何か繋ぎが悪い?テンポが悪い?よーな感じ。
でもこれはまだ許せる範囲。 1番いただけないのは、何と言ってもクライマックスシーンの「ストリートvsギャンブル」のくだりが延々真っ暗な場所で殴り合ってるだけなんだけど、画面が暗過ぎて何やってんだかさっぱり判んないって事でしょ。 大体からして、このシーンいらないと思うんだよね。麻薬王をとっ捕まえたトコロで大団円→その後の円満なオチに繋いだ方が、まだ見ててスッキリしたと思うんだけどねぇ。
きっちり楽しめる所は楽しめるように作ってありますから、及第点は付けられるアクション映画だとは思いますが、どーもぴよにはあまりピンと来なかったわネ。 ・・・でも、決してつまらない映画ではないわよ。ちゃんと観客が楽しめるようには作ってありますから、コリン君ファンじゃなくても安心してご覧になって下さいな♪(笑)
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