監督:F・ゲイリー・グレイ 出演:マーク・ウォールバーグ シャーリーズ・セロン エドワード・ノートン、他 オススメ度:☆☆☆
【あらすじ】 ベニスで難攻不落の金庫に眠る金塊50億円を強奪しようと、天才的知性を誇る窃盗界のカリスマ・チャーリーがドリームチームを結成。潜水、爆破、ハッカー、ドライバー、そして金庫破りの天才達が集まって見事に強奪に成功した。ところが仲間の1人が裏切り、金庫破りのジョンが殺された上に金塊を全部持ち逃げされてしまったのだ。 それから1年後、裏切り者がL.A.にいる事を突き止めたかつてのドリームチームは、復讐と金塊奪回に向け再び動き出した。ジョンの娘で父譲りの金庫破りの才能を持つ美女・ステラを迎えて・・・
【感想】 劇場公開時、なんとなーく見過ごしちゃった一作。つーか、タイトルからして「B級臭いなぁ」と思って、他の映画を優先させている内に公開終了していたというのが本当のトコロか。
これが、よくよく見てみると結構豪華なキャストなんだよね。 マーク・ゴールドバーグにはあんまり興味ないけど、シャーリーズ・セロンなんてこの手の映画の紅一点にはもってこいの配役だと思うし、ステラのパパ役はベテラン俳優ドナルド・サザーランドを起用。悪役にはその演技力には定評のあるエドワード・ノートン(でもぴよはコイツの顔があんまり好きじゃないわ〜。苦笑) でもぴよが1番注目なのは、何て言っても「ハンサム・ロブ(この呼び名もステキ!)」役のジェイソン・ステイサムね♪ 「トランスポーター(2003.1.30の感想参照)」で初めて彼の存在知ったんだけど、やっぱ彼はカッコいい!!
話は前半・後半に分かれてて、前半はベニスが舞台。そして後半(こちらがネタのメイン)がロサンジェルス。 でも言っちゃ〜何だが、ベニスでの強奪シーンの方が断然面白いのだ。(^_^;) あの金庫の奪い方はお茶目でワクワクするし、水の都を凄まじい勢いでボートで逃げまくるシーンもハラハラドキドキしてすっごく楽しめる!ちなみにこのボートで逃げまくるシーンが余りに過激だったため、今後ベニスでは映画の撮影を一切許可しないというお達しまで出たそーだ。
ロスの街を疾走するミニクーパーは確かに可愛くて絵になるし、ミニクーパーを利用したからこそ地下鉄やら下水道という逃げ道が使えたんだ、と思えば「なるほどなぁ〜」と感心もするんですけどネ。
最初の「何故ミニクーパーを利用しなければならないのか」という理由になった作戦。 これがいともあっさり切り捨てられて、全然違う利用法になっちゃったのはちょっぴり勿体無い気がするの。あのクラッシックでゴージャスなお屋敷の中をミニが疾走するシーンも見てみたかった・・・と思うのはぴよだけではあるまい(^_^;) どーせなら、お屋敷の中もクーパーで走りまくってもらって、更に地下鉄や下水道も突っ走ってもらいたかった。 ・・・あ。そーすると金庫強奪のシーンが使えなくなっちゃうのか。う〜ん。
何かね、「ミニミニ大作戦」というタイトルの割に、ミニがそんなに活躍してなかったよーな気がするんだよな。ミニの活躍と言うよりも、信号機を絶妙なタイミングで操作したハッカーの活躍・・・って感じで(苦笑) これって、ベニスの強奪シーンが余りに良く撮れ過ぎてるのか?それともミニのシーンの迫力が今1つだったのか?
でもね、結構楽しめる作りになってるんだよな。各々のキャラもきちんとしてるし、設定に破綻するトコロもないし、展開もテンポが良くてダレないように作ってあるし、オチも映画冒頭でジョンが語ったセリフを上手く踏襲してるしネ。 そう考えると、きっちり及第点は付けられるエンターテイメントには仕上がってると思うんだ。
何がこの映画をB級臭くしちゃったのかなぁ〜・・・と考えると、主役のチャーリーが猿顔だったからなのか?等と(をい)
|